テクノポップ/アーティストインタヴュー

ウクライナのmamamusic CEO(5ページ目)

これまでウクライナポップの取材をしてきましたが、そのきっかけとなったウクライナのレーベル、mamamusicのCEO、ユリー・ニキティンにインタヴュー。レーベルには、既にインタヴューに登場した ヴェルカ・セルデューチカ、NikitAも在籍。 第一人者と呼べるウクライナの歌姫、イリナ・ビィルクも在籍。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

NikitA命名の由来

ガイド:
NikitAというのは、あなたの名前であるニキティン(Nikitin)と関係があるのですか?

ユリィ:
ある意味、それは真実です。mamamusicが多くのアーティストたちと働く時期があったのですが、新しいプロジェクトの名前が全然浮かばなかったんです。新しいプロジェクトの名前についてダーシャ(NikitAのリーダー)と話し合っている時、この名前が出てきたんです。この名前を先導したのは、ダーシャです。

ウクライナ・ロシア音楽市場

ガイド:
ウクライナの音楽市場をどのように見ていますか? 多くはより多い人口にリーチするためウクライナ以上の市場を見ていると思っているのですが。

ユリィ:
mamamusic office

mamamusicオフィス

最初は、ウクライナだけの市場を見ていました。現在、文化の境界は存在しなくなってきています。ウクライナの音楽は、ロシアの特別なトレンドになっています。現在、それらの国々は、僕たちの市場です。各国の市場は独自の特化したものがありますが、正しい曲が選ばれれば、全てのロシア語圏で通用します。

ガイド:

ウクライナとロシアの音楽市場には何か差があるのでしょうか?

ユリィ:
大きな差はないですが、ウクライナの音楽は今、ロシアより進んでいます。

ガイド:

その昔(ソ連時代)、一部のロシアのアーティストの中には実際のところウクライナ人だったと言う人もいますが、どうなんでしょう?

ユリィ:
本当です。メジャーなロシアのアーティストはソ連で始めた人たちでした。その時点では、ロシア出身かウクライナ出身かはあまり問題ではありませんでした。
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