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低収入層は野菜不足の傾向?!

「平成23年 国民健康・栄養調査結果概要」が発表されました。中では、日本人の体型や健康状態、食生活などについてまとめられています。その中で、気になる項目をピックアップ。低所得の人ほど生鮮食品が買い難いという状況なども浮かび上がりました。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

相変わらず野菜の摂取量は控えめ

野菜,摂取量

ここ数年、野菜の摂取量は300gにいたりません。

2012年12月6日に、厚生労働省から最新の「平成23年国民健康・栄養調査結果概要」が発表されました。

この調査は、健康増進法(平成14年法律第103号)に基づき、国民の身体の状況、栄養素摂取量及び生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得ることを目的に毎年実施されています(ただし、平成23年調査については、東日本大震災の影響により、岩手県、宮城県及び福島県の全域を除く)。

野菜は、生活習慣病の予防等に役立つカルシウムやカリウム、ビタミンC、食物繊維などを含むことから、積極的に摂取することが推奨され、「1日に350g程度」が目安とされています。その理由は「1日に野菜350gを食べた方がいいのはなぜ?」という記事をご参考になさってください。

野菜の摂取量

参考データ/平成22年国民健康栄養調査・平成23年国民健康栄養調査

野菜をより積極的に摂取するように様々な啓蒙活動が行われていますが、で、ここ数年の流れは野菜類の摂取は特に増えない傾向にあり、平成23年も前年度よりもさらに減って約277gの摂取量でした。目安として、野菜のお浸し1皿がだいたい70g程度ですから、後もう一皿分の副菜に野菜料理を加えることを意識してみましょう。

また同調査結果概要では、平成13年の摂取量と比べてですが、野菜類の他にも果物類、魚介類も減少し、肉類は増加しています。

特に20~40歳代の野菜類、果物類、魚介類の摂取量が少ないことが指摘されています。男性は、相変わらず30代以降では3人に1人が肥満の傾向にありますから、脂肪の多い肉類の摂取は控えめに、野菜を初め果物や豆類、海草類などの摂取を意識したいものです。

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