石川尚のWAKUWAKUプレスレポート#42
インテリアアイテムで世界に通用するデザインはあるのか?
今回で第23回目になる東京国際家具見本市:IFFT(International Furniture Fair Tokyo) 2007が、11/22~11/24の4日間、お台場・東京ビックサイトで開催されました。
今年は「デザイン・ブランド・ライフスタイル」をキーワードに、世界14の国と地域から約250社が来年の家具・インテリア業界の先端となる製品、様々なライフスタイルに対応するファニチャーを提案しています・・・という主催:(社)国際家具産業振興会:からのインフォメーションが届きました。今回は筆者も出品し、製品の搬入やらセッティング、会場での製品説明そして搬出と慌ただしくも充実した見本市となりました。
出品の為、会期中常駐したので見本市をゆっくり見学する時間にも恵まれ・・これってヒ・マということ?・・出品者であり、取材をする側と言う視点で興味深く観察できましたね。
中央エントランスから会場に入ると床に表示された「Lifestyle Brand」そしてその先には・・・ (写真をクリックすると会場風景が拡大されます。) |
特に注目したいのが会場中央の「SOZO_COMM」スペース。 専門・業界対象の前半2日間、一般対象の後半2日間の会期中、一番賑わっていたテーマスペースでしたね。 筆者もこのスペースの一角に出品したこともあり、セッティングの時から気になるアイテムがあちらこちらに。会期中取材も兼ねてピックアップした密度の濃い日本デザインアイテムを皆さんにご紹介したいと思います。 その前に「SOZO_COMM」について。 以前、石川尚の気になる「デザイン」:世界に通用する日本ブランド誕生なるか?でご紹介の「SOZO_COMM」は、日本の生活関連産業(日用品)の世界市場開拓を目的とした、経済産業省の補助事業「生活関連産業(日用品)ブランド育成事業・・・つまり、『日本の素晴らしい日用品ブランドを国の補助で世界に売出しましょう!』というプロジェクトというわけ。一次、二次審査を経て選定されたものが「日本ブランド」として、来年2月にドイツ・フランクフルトで開催される「アンビエンテ見本市」に出品されます。過去のグッドデザイン賞を受賞した製品や人気の製品の中から一次審査を突破した93社、221アイテムの商品。アイテムは、家具、インテリアアクセサリー、ファブリック、食器、寝具、寝装品、調理器具、照明、バス・トイレタリー、文具。
中央にインフォメーションスタンド、そして両翼に・・・ (写真をクリックすると「SOZO_COMM」スペースの全貌が拡大されます。) |
ファッション、車、家電などでは世界を謳歌する日本デザインが沢山ありますが、インテリアアイテム(日用品)はまだまだ発展途上。 「どこまで日本デザインが通用するのか?、世界に通用する日本デザインアイテムはあるのか?」がテーマなのです。
次のページで入り口右隣の見慣れたバタフライスツールのコーナーからご紹介しよう。