獲得できる得点を確実に取るようにする勉強方法を心がける

子どもからアドバイスを求められたら、常に前向きに導いてあげよう

子どもからアドバイスを求められたら、常に前向きに導いてあげよう

中学校入試を受験する子どもたちの中には、12月に入ると、いよいよ入試が近づいてきたことを実感する人も多いでしょう。志望校合格へ向けて、ラストスパートに余念がない時期だと思いますが、一方で焦りや不安も大きくなっているのではないでしょうか。

不安を打ち消すための対策は2つあります。

まず勉強面では、直前になって新しいことに取り組み得点アップを狙うよりも、獲得できる得点を確実に取るようにする勉強方法を心がけてください(満点をとらなくても、7割とれば合格できるのだから難問の2つ3つは捨てたとしても、易しい問題を時間をかけて正解すれば十分合格できます)。具体的には、直近のテストでケアレスミスした問題を集めたスクラップ帳や、苦手分野のやさしい問題だけを集めた問題集などを作って、集中的に取り組むのです。算数の計算問題は2割程度の配点になっている学校が多いです。計算問題を全問正解するために、毎日10分間か20分間、学校の休憩時間などを利用して入試前日まで計算練習をしましょう。

年末・年始は、クリスマス、大みそか、お正月とイベントが続き、子どもの気持ちもつい浮き立ってしまいます。雰囲気につられて、2日~3日でも勉強のリズムを崩してしまうと、取り戻すのに何日もかかってしまうので注意が必要です。  

受験まで1週間を切ったら、子どものやる気は満ちあふれていますが、その割には集中力が続きません。家庭での勉強時間を減らし、小刻みに時間設定をしている塾を利用するのがよいでしょう。規則正しい勉強のリズムを崩さないことが大切です。

これまで取り組んできた努力を、子ども自身が再確認できるようにする

もうひとつの精神面では、これまで長い期間、中学受験に取り組んできた努力を、子ども自身が再確認できるようにすることです。成績が良かった模試の結果を勉強机の前にはったり、今までに受けたテストや解いた問題集を見える場所に置いたりすると、「これだけ勉強したんだ」という自信になります。

受験が近づくほど、子どもの成績のちょっとした変動で親御さんも一喜一憂してしまいがちです。でも、受験会場で闘うのは子どもです。親御さんはあくまでも冷静に、客観的なスタンスを崩さないことが大切です。

もちろん、入試直前になっても、親御さんの目から見ると「理想の学習状況とは程遠い」と感じることもあるでしょう。それでも、子どもにその気持ちを伝えてはいけません。理想の5割もできていたらよしとするくらいが適当です。子どもからアドバイスを求められたら、常に前向きに導いてあげましょう。

また、小学生は心理面の経験値があまりないため、入試直前にそれまでに味わったことのない不安や焦りを感じ、パニックになる子もいます。テスト中に消しゴムを落としたことを試験監督に言えず、時間をロスしてしまうなど、予想もつかないことが起こり得るのも中学受験です。

保護者は、先輩の成功例はもちろん、失敗例も踏まえつつ、入試本番に備えられる言葉がけをしてあげてください。また、本番に近い状態を経験させるために外部の模試を体験させたり、「不安を感じたら深呼吸する」などの対処法を教えたりすることも重要です。

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