ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート
2013年1月1日(火)19:00~22:00(NHK Eテレ)世界中が毎年楽しみにしている最大の年始イベントといえば、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート。シュトラウスファミリーの作品を中心に演奏される恒例のコンサートで、2013年は2011年に続いてフランツ・ウェルザー=メストが2回目の指揮台に。彼はオーストリアの生まれで、ウィーン国立歌劇場(ウィーン・フィルのメンバーが演奏)の音楽総監督。正に最も正統的な指揮者が登場と言えます。
今までは生真面目な指揮者という印象でしたが、2011年のニューイヤーでは、はにかんだ笑顔も見られ、また演奏では(名演として記憶されるカルロス・クライバーの選曲と近しい)テンポの速い曲が多く選ばれ、ズバッと爽快感のある年始となっていました。そして注目の今回のプログラムは、なんとリヒャルト・ワーグナーとジョゼッペ・ヴェルディという2人の大作曲家にスポットを当てるとのこと!
ウェルザー=メスト曰く、
「彼らが共に2013年に生誕200周年を迎えるということで、彼らの曲を演奏します。ヨハン・シュトラウス2世も天才的な作曲家であったと共に、音楽の世界の『新しいもの』に目がありませんでした。ウィーンでワーグナーの曲をオーケストラで演奏したのも、チャイコフスキーの曲をロシア以外で演奏したのも彼が初めてだったのです。そんな彼が敬愛したワーグナー、そしてヴェルディを入れた美しいプログラムにする予定です」とのこと。
これは面白そうですね! ヴェルディというと『椿姫』の前奏曲とかが演奏されるのでしょうか? 正月からワインが飲みたくなりそうです!
NHKニューイヤーオペラコンサート
2013年1月3日(木)19:00~21:00(NHK Eテレ)こちらも恒例で、NHKホールで行われる新春コンサートのライヴ放送。今をときめく日本の歌手が次々に登場。今輝いている歌手が誰なのか、これを見れば分かります。今年のメンバーは果たして? 新春より美声に酔ってください。
特選オーケストラ・ライブ
2013年1月6日(日)6:00~7:55(NHK BSプレミアム)毎週日曜の朝に放送されるこちらの番組。お正月休み中の6日には、秋に行われた『NHK音楽祭2012』より、現代ドイツを代表する指揮者クリスティアン・ティーレマンが登場。手兵のドレスデン国立管弦楽団を率い、ブラームスの交響曲第3番・第1番を演奏。
特選オーケストラ・ライブはこの後も『NHK音楽祭2012』より、13日に人気美人ピアニストのアリス・紗良・オットとN響の共演、20日にロシアの名指揮者ワレリー・ゲルギエフとマリインスキー劇場管弦楽団の演奏と貴重な放送が続きます! お見逃しなく!
どれも本当に注目の公演ばかり。クラシックで感動的な年末年始を!