第5位 ぐりとぐらのおきゃくさま
子どもたちの楽しい日常をぐりとぐらに託して描く、お馴染みのシリーズから、『ぐりとぐらのおきゃくさま』がランクインしました。勘のいいあなたなら、題名のおきゃくさまが誰のことなのか、もうおわかりですね?
お話は、森で雪合戦をしていたぐりとぐらが、雪の上に大きな足跡を見つけるところから始まります。その大きさといったら、まるで落とし穴かと思うほどです。足跡を追った2匹は、その足跡が自分たちの家に続いていることに気付きます。「こわいなあ」と言いながらも「ただいま」とお家に入るぐりとぐら……その無邪気すぎる行動も、くるくる変化する表情も、本当に小さな子どもそのものです。
やがて、カステラを焼くにおいが漂ってきて、ついに大きな足跡の持ち主が明らかになります。ご想像の通り、赤いズボンをはいた白いおひげのあの人でした。この「やっぱりね」という安心感が子どもたちにはとても嬉しいようで、結末がわかっているのに、何度も繰り返し「読んで……」とせがまれることになりそうです。
クリスマスが近づく季節に、温かいお茶と焼きたてのケーキを用意して読みたい、特別な「ぐりとぐら」です。もし、クリスマスのプレゼントにとお考えなら、この作品を含む『ぐりとぐらの絵本 7冊セット 』はいかがでしょう。豪華なセットが、クリスマスの特別感を演出してくれるので、とても喜ばれます。
【書籍DATA】
なかがわりえこ と やまわきゆりこ
価格:840円
出版社:福音館書店
推奨年齢: 3歳くらいから
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