オバマ大統領も絶賛、2012年に一番ヒットしたアメリカドラマ
2012年は“アメドラ(アメリカドラマ)の当たり年”とでもいいましょうか。多くの新しいアメドラが日本で放送され、そのクオリティのまた高いこと! 脚本、制作、キャストの演技力、すべてにおいて高ポイントを占める作品が多かったように思います。その中でもアメリカで2012年に最もヒットした、Best of Bestな1作を紹介させていただきます。2012年エミー賞で6冠獲得!サスペンススリラードラマ『HOMELAND』
2012年に最もヒットしたアメドラ『HOMELAND』 (C)2013 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
今年はなんといっても『HOMELAND』というアメドラ圧勝の1年でした。2012年エミー賞ドラマ部門で作品賞、主演女優賞、主演男優賞、脚本賞など計6冠を見事獲得した本作。これをヒットといわず何をヒットといえるのか……。あわせて、2012年7月にロサンゼルスで開催された第28回 TV批評家協会賞(TCA)賞というアワードでも最優秀新番組賞を獲得し、普段は手厳しい専門メディア等の批評家たちからも大絶賛の声を受けています。
批評家コメントの1つ、ワシントンD.C.の地元紙『ワシントン・ポスト』の記事を紹介すると、「本作主人公のキャリーは、今シーズンの新ドラマの中で最も強い女性主人公だ」との評価。あまりピンとこないかもしれませんが、実はこれ、かなり高い評価なのです。
「美しくたくましい女性主人公」というのは最近のアメドラのキーワード。一般女性が“共感をもちながらも憧れるかっこいい”女性主人公が今やヒット作の通り道でもあります。「美しくたくましい女性主人公」が登場する、クオリティの高い競合作品を押しのけて「強さたくましさNO.1の女性主人公だ」と批評家に言わせた本作、もうあっぱれとしか言いようがありません。
もちろん一般視聴者にも人気の本作。2011年10月よりアメリカでシーズン1が放送され、回を重ねるごとにぐんぐん視聴率を伸ばし、最終回で初回58%増の視聴者数を獲得。多くのアメリカ国民が毎週日曜の放送を楽しみにし、その中毒性はすごいものだったそうです。
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