WiiのゲームもWii Uで遊べます
バランスWiiボードなどの周辺機器は、Wii Uでも使うことができます
そうではないんですね。例外もありますが、新しい世代のゲームハードが登場する時、1世代前のハードのソフトも遊べるように設計することが多く、Wii UもWiiのソフトが遊べるようになっています。これを上位互換、あるいは後方互換なんて言い方をします。
Wii Uでは、Wiiリモコンやヌンチャク、Wiiリモコンプラス、バランスWiiボードなど、全てのWiiのコントローラーについてもWii Uで使えるようになっています。ちなみにこれらは、Wiiのソフトを遊ぶ場合のみでなく、Wii Uの対応ソフトでも使えるようになっています。ですから、これまでWiiのユーザーだった人は、その資産をWii Uに持ち越して使うことができるというわけです。
Wii U GamePadを使った新しい遊び
Wii U GamePadを持っている人だけが、他の人と違う情報を手元の画面で得ることができるのがポイントです
このWii U GamePadはちょっと変わっていて、コントローラーなのに画面がついています。しかもその画面はタッチパネルになっているんですね。Wii Uでは、このWii U GamePadで、あるいは、Wii U GamePadとWiiリモコンを組み合わせて遊ぶことができます。
例えば、Wii Uと同時発売される「ニンテンドーランド」にはこんな遊びが入っています。「マリオチェイス」という追いかけっこのゲームです。プレイヤーのうち4人はWiiリモコンでキノピオを操作して4分割したテレビ画面を見ながらマリオを追います。一方マリオはWii U GamePadを操作して4人のキノピオから逃げなくてはいけません。マリオの方が不利に思えますが、実はWii U GamePadの画面だけに全体マップが表示されて、どこにキノピオがいるかひと目でわかるようになっています。
マリオはWii U GamePadのマップでキノピオの裏をかくように逃げ続け、キノピオチームはみんなで声をかけあって誘導していったり挟み撃ちをしかけたりしてマリオを捕まえます。遊んでみると、マリオ役は自分だけが知っている情報をもとに上手く逃げるスリルが気持ちよく、キノピオ側はみんなでワーワーいいながら協力して捕まえるのが楽しくて場が盛り上がります。
他にも、Wii U GamePadは、手元のタッチパネルで手裏剣を投げたらテレビの中に飛んで行ったり、文字を書く時のソフトキーボードになったり、あるいは、誰かがテレビを使いたいという時に、画面をWii U GamePadに表示することでテレビを使わずにゲームを楽しむことができるなど、工夫次第で色んな遊びやサービスが提供できるコントローラーになっています。
Wii Uは新しいゲームハードです。新しいゲームハードは楽しさが提案されなければいけません。そのことにゲームユーザーはワクワクするのです。