iriya plus cafeの2号店が誕生
外壁には古い倉庫の看板をそのまま残して。思わず見惚れる佇まい。
2012年10月にグランドオープンを迎えたその店舗は、二階建ての古い木造倉庫を2ヵ月間かけて改装したもの。内部がかなり荒れた状態だったのを徹底的に洗浄して整えた、とにかく気分のいい空間です。気軽にラテやパニーニをテイクアウトするのはもちろんのこと、店内で2、3時間でも快適に仕事や打ち合わせをしていられそう。
ポートランドから家具を運んで
美しいウォーターサーバーとテーブルもポートランドで買い付けた品。
木材がむきだしになった壁に、倉庫の面影が残ります。
税関の面倒な手続きに悩まされたおかげで、お役人に対処する奥義を会得してしまったようですが、苦心の末に完成した空間は、流行の西海岸のコーヒーロースターを思わせるファクトリー・テイストでありながら、なぜかしら無骨、無機質といったイメージとは少し離れているのです。
カウンターの上には、実際にお店が使用しているスタイリッシュな電話機。
今村さん自身も「当初の予想よりは可愛い印象に仕上がったんですよね」と語っていますが、もしかしたらそれは微細な部分に女性ならではの感覚が働いたせいなのかもしれません。女性がつくるファクトリー・テイストの新しい魅力。