株式戦略マル秘レポート/西村剛の「統計で勝つトレード」

急落したパナソニック(6752)は買いか?(2ページ目)

パナソニック(6752)が、10月31日に13年3月期の業績予想を、連結最終損益7650億円の赤字に下方修正しました。2期連続の大幅な赤字発表を受け、11月1日の寄付きで株価はストップ安まで下落しました。はたして、パナソニックの株価は今後どのように動くのか、システムトレード的な考え方から分析を行いました。

西村 剛

執筆者:西村 剛

株式ガイド

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パナソニック(6752)の検証結果(1)
1週間保有した場合


まずは、「前日比19%以上値下がりした局面に買い付けをして、1週間保有した場合」の検証結果を見ていきましょう。検証結果は以下の通りです。

【検証結果1】


システムトレードの達人

出典:システムトレードの達人



勝率: 62.32 %
勝ち数: 43 回
負け数: 26 回
引き分け数: 1 回

平均損益(円): 16,357 円  平均損益(率): 5.45 %
平均利益(円): 51,028 円  平均利益(率): 17.01 %
平均損失(円): -40,356 円  平均損失(率): -13.45 %

合計損益(円): 1,144,972 円  合計損益(率): 381.66 %
合計利益(円): 2,194,219 円  合計利益(率): 731.41 %
合計損失(円): -1,049,247 円  合計損失(率): -349.75 %

以上が、「1週間保有した場合」の検証結果です。検証結果を見てみると、勝率は62.3%、平均損益率は5.45%です。勝率は50%を上回り、平均損益もプラスとなっているために、統計的には有効と判断できるでしょう。「終値が前日終値と比較して約19%以上下落して、1週間保有した場合は、過去の検証では、約5.4%の利益が期待できたということです。今回のパナソニック(6752)の急落は、短期的な視点で見ると、投資チャンスと考えられるのではないでしょうか。

続いて、1ヶ月保有した場合の検証結果を見てみましょう。>>

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