老後に必要なお金は1億円と聞くけれど、本当に準備しなければならない金額はいくら?
【記事のインデックス】
ライフプランを作らずに老後必要資金を計算する方法……1P目
老後の生活に必要な準備資金簡易計算……2P目
老後に必要な資金、どう準備する?……3P目
若い夫婦ほど、老後に対する不安が強い!?
ガイド平野は、さまざまな世代のご夫婦から相談をいただいていますが、将来の心配事について尋ねると、若い世代のご夫婦ほど老後に対する不安を強く感じているようです。老後までの期間が長いほど、準備期間もたっぷりあるので、そんなに心配することはないと思うのですが、実際にはそうはいかないようです。老後までの期間が長いほど先の見通しがつかないので、かえって不安感を増しているのでしょう。そんなご夫婦から、「老後までに、どのくらい貯金をしておけば安心か?」という質問を多くいただきます。それは、老後への見通しをつけることで、不安を解消したいという気持ちの表れから出てくる質問なのでしょう。そこで今回は、老後までに準備しておくべきお金の目安を探る方法をご紹介します。
ライフプランとマネープランをつくるのが一番良いけれど……
遠い先の老後まで安心して暮らせるかどうかの目安を知るためには、ファイナンシャルプランナーの立場では、家計の未来設計図(ライフプランとマネープラン)をしっかり作ることをおすすめしています。ライフプランとマネープランを作成すると、将来予定している支出を踏まえた、今後の生活費の水準や貯蓄のペースの目安を知ることができます。■ライフプランとマネープランとは?
ライフプランは、「3年後に子どもが小学校に入学する」といった家族の成長とともに起こるライフイベントや、「5年後にはマイホームを購入したい」、「こんな生活をしたい」という家族の夢や希望を時系列に整理し、将来の生活設計を立てることです。
マネープランは、将来の収入と家族のライフイベントや夢・希望を盛り込んだ将来の支出を予想し、毎年の収支、貯蓄残高の推移の予測を立てるものです。
■老後の生活に必要な準備資金を計算する方法
そうは言っても、ライフプランとマネープランを作るには労力と時間がかかるので、なかなか手をつけられないという方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、裏技的に、ライフプランとマネープランを作らないで、老後の生活に必要な準備資金を計算する方法を紹介します。
>>老後の生活に必要な準備資金簡易計算を具体的にみていきましょう。