あなたの希望する条件の物件情報を得た後は、いよいよ現地案内に入ります。
分譲マンションは別として、自分が住む家を見ずに買うって言う人もいないでしょうが、必ず物件は現地を見るようにしてください。営業マンから紹介された物件情報や間取図だけでは、見えなかった事が現地では見えてきます。平坦な土地と思っていたのが、実は傾斜地だったとか、建築年数が新しい一戸建てなのに、建物が意外と傷んでいたり等々・・・。特に日当たりや外からの騒音の程度、周辺環境などは、現地に行かなければわかりません。
現地の内覧や確認は、物件情報の提供を受けた不動産業者に事前に申し出てください。営業マンは、未だその物件が売却済になっていないかどうか確認し、売却中であれば案内をしてくれます。
但し、案内希望の物件に人が居住中の場合もありますので、案内希望の何日か前に営業マンに連絡し、入居者の都合も聞いてもらうようにしてください。検討をしたい物件が複数ある時は、できるだけ同じ日に同一条件の下で比較できるようにもしてください。
そうやって営業マンに案内の段取りをとってもらい、同行してもらう事で、現地にて不明な点や質問があれば、営業マンに聞く事もできるのです。
入居者がいる物件では、同じ物件を何度も内覧することは、はばかられる気持ちが働く場合が多いので、実際は1度か2度の内覧で決定していく事も多いみたいです。
したがいまして、現地では不明な点や知りたい事は、細大もらさず営業マンに確認するようにしてください。また、売主が入居中の物件の場合、ついつい売主にいろいろ質問したくなりますが、後々「売主が言った」、「言わない」のトラブルを避けるためにも、売主にたずねるのではなく、営業マンにたずねるようにしてください。
特に値段については、売主の事情もありますので、この場では出さずに、内覧の後で営業マンに尋ねてください。