◇Lagom[ラゴム]
横浜ライフモデルハウスの外観
時間をかけてモノを選ぶ過程を楽しむ「スウェーデン流収納」
特に収納では日本の断捨離のようなストイックなイメージではなく、のんびりと、それが本当に必要なのかじっくり考えながら、選ぶ過程まで楽しんで収納していく。そうして選んだ家族のお気に入りのものたちは、窓辺や棚に無造作に置かれていてもどこか統一感があって素敵に見えます。そんなスウェーデンスタイルで、日本人である私たちも、お気に入りを一つひとつ楽しみながら揃えていきませんかという収納提案もなされています。発表にあたり、同社の小島常務はミューク開発の背景についてこう述べました。
「私たちは30年前、日本の住宅意識を変えるため、スウェーデンの住哲学に基づいた住宅を提案してきました。国の省エネ基準も整備されていなかった当時は一部でオーバースペックだと言われたりもしました。しかし高性能な省エネ住宅が当たり前になった今、時代や業界のほうが私たちに追いついてきました」
「ハコに詰める幸せな暮らし方の提案」の時代へ
横浜モデルハウス棟の中で開発背景について話すスウェーデンハウス小島常務
震災後、「幸せな暮らし」を足元から見直す節目に立たされている日本にあって、こうした考え方に共感する日本の女性たちも少なくないのではないでしょうか。
この「ミューク」のライフモデルハウスは現在、tvkハウジングプラザ横浜(相鉄線「平沼橋」駅下車、横浜駅から無料送迎バスあり)で公開されています。そこでは本当にスウェーデンの家庭に招かれたかのようなリアル空間の演出が工夫されています。スウェーデンの文化を知るイベントやセミナーも行われるそうなので、ぜひ「スウェーデン女性の暮らし」を体感しに足を運んでみてはいかがでしょうか?