尼崎市、交通至便!
まず第一印象は「尼崎、早い!」です。前ページ表の黄色地は鉄道移動した場合15分以内に大阪(梅田)駅に行く事ができる駅で、全26駅中6駅あります。そのうち阪神間方面の駅は4駅あり、すべて尼崎市です。まあこの比較、京阪本線は「淀屋橋」駅、近鉄線や南海線は難波が基点(近鉄は天王寺も)となり直通でJR「大阪」駅界隈まで行けないため、仕方がないのですけどもね。また、大阪までの時間15分以上から20分未満は3駅あり(表中の水色地)、うち1駅が吹田市/摂津市。距離で10km程度、鉄道で20分未満の場所はほぼ阪神間北摂に限られます。
複数路線が便利、東住吉区!
次にわかるのは「東住吉区便利!」です。「大阪駅から10km離れてた駅」が多くある行政区は尼崎市、東大阪市、大阪市東住吉区でいずれも4駅。ただ東住吉区は密集度が違います。尼崎市は阪神「出屋敷」駅~JR「塚口」駅が徒歩で5.1km、東大阪市はJR「鴻池新田」駅~近鉄「俊徳道」駅が徒歩6.4km。ところが東住吉区はJR「東部市場前」駅~JR「南田辺」駅が徒歩で2.8kmしか離れていません。両JR駅の間にあるのは近鉄南大阪線と地下鉄谷町線。自転車/ランニングでも通勤可能なうえに3社4線使えるって、東住吉区、かなり便利なポジションです。(東住吉区の駅は表中赤字です)自転車や徒歩で通勤する事は、スポーツや健康のためだけでなく、省CO2に貢献することから「エコ通勤」とよばれ、国土交通省によるポータルサイトまであります。「エコ通勤優良事業所承認制度」なんてものもありますので自分だけでなく、会社も巻き込んでしまうのも一考です。
また、3.11以降、首都圏では「帰宅難民」になった時どうするか?が話題となる機会がふえました。最近では、豪雨や強風など地震以外の理由で鉄道の運行がストップするケースが多くなったように感じます。そんな時、10km圏内の駅なら十分歩いて帰ることができるレベルです。スポーツの秋の為だけではなく、「今住んでいる沿線でどの駅までなら歩いて帰宅できるか」なんて災害時の観点で表をみてもいいかも、ですね。