照明・LED/照明・LED関連情報

新しい光と映像―プロジェクションマッピングとは(2ページ目)

東京駅駅舎の復原を記念する光と音のショー、「TOKYO STATION VISION」が開催されました。国内最大級のプロジェクションマッピングのイベントで、立体感のある映像が新しい駅舎に映し出されました。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

時空を超えた旅

TOKYO STATION VISION

写真4.窓明かりのような演出

「TOKYO STATION VISION」は東京駅の駅舎をスクリーンとしてだけでなく、モチーフとしても活用し、駅・鉄道・人・街を巡る「時空を超えた旅」が壮大に演出されました。

最初の演出は窓明りが少しずつ点いて、行きかう人々のシルエットがランダムに浮かび上がります。窓から漏れる光も投影されており、本当に窓明かりがついたように見えます。(写真4)

 

SLと東京駅の建築風景

写真5.SLと東京駅の建築風景

しばらくするとSLが汽笛とともに登場し、東京駅の建設風景が描かれという、鉄道と東京駅の歴史を感じます。(写真5)

そして巨大な楽器が現れ、実際の音楽を奏でるように変化します。様々な楽器の特徴的な部分を強調した立体的な映像は、音と光のコラボレーションによってより迫力のある表現になっていました。(前頁の写真3参照)

 

自然をイメージした映像

写真6.自然をイメージさせる映像

次に現れたのは真っ赤な大きい鳳凰で、画面の右から左に向かって雄大にはばたいていました。(写真7)

また和のイメージと自然を思わせる花や植物、鳥、魚などが色鮮やかな組み合わせられ、より華やかな演出となっていました。(写真6)
鳳凰のが羽ばたく色鮮やかな映像

写真7.鳳凰のが羽ばたく色鮮やかな映像

次のページでは、鉄道駅ならではの演出についてご紹介しています。

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