「天才」。常にこの言葉で称賛されてきた将棋界のトップスター、羽生善治さん(42)。将棋界では、竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖の7つのタイトル戦が毎年行われ、そのタイトルを160人あまりのプロ棋士が争っていますが、羽生さんは25歳の年に、その7つのタイトルすべてを獲得するという空前絶後の記録を打ち立てました。知的な風貌と、ユーモアをまじえたトーク。広くその名を知られ、将棋のイメージアップに大きく貢献したのが羽生さんです。相手を寄せ付けずに勝つ将棋も羽生さんの魅力ですが、リードされていても、誰もが思いつかないような一手から逆転勝ちすることもあり、その妙手は「羽生マジック」と言われています。

史上最多のタイトル獲得数

7冠獲得から17年。記憶力が減退し、将棋が弱くなってくるといわれる不惑を超えても、羽生さんの強さは健在です。2012年には、通算81期目のタイトルを獲得し、昭和を代表する名棋士であった故大山康晴さんの記録を抜いて史上最多となりました。今でも年に平均2つほどのタイトルを獲得している羽生さんのペースを考えれば、タイトル獲得数90といった空前の記録を作る日も遠くはないと考えられ、羽生さんは将棋史上最も強い棋士と言ってもいいでしょう。最近は、公開対局やトークショーなどのイベントも数多くこなし、ファンに近い位置で将棋の魅力を伝え続けています。

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人気シリーズ「羽生の法則」は文庫として発売中

羽生さんをはじめとするプロ棋士が所属する公益社団法人日本将棋連盟では、羽生さんの著書を多数出版しています。羽生さんの顔写真を表紙に使った『羽生の法則』シリーズ(級位者向け)、『羽生善治の将棋入門』(これから将棋を始める人向け)、戦法を詳しく説明した『羽生の頭脳』シリーズ(有段者向け)など、売れ行きが良いものが多く、羽生さんの将棋の本は幅広いファンに親しまれています。


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