ASKAレディースクリニック訪問記~10年経過して何が変わったのか?

私がオールアバウト不妊症ガイドに就任して10年以上が経過しました。その間、日本全国のドクターとクリニックに取材をさせて頂きました。そこで、10年前に取材をさせて頂いたクリニックを再度訪問し、この10年間を振り返って頂くシリーズを開始することに致しました。

記念すべき第1回目は奈良のASKAレディースクリニックです。中山院長がASKAに就任されて間もない時に取材をさせて頂きました。

それではインタビューの内容をどうぞ!

この10年で根本的に変わったところはありますか?

10年間の自分を振り返ってみると、とにかくガムシャラだったと思います。病院の産婦人科で様々な患者さんを診療していた環境から、純粋に不妊治療に打ち込める環境に変わり、ワクワクした気持ちがあった反面、結果を出さなければならない厳しさ、責任ある立場なので逃げられないという状況で不安な面もありました。
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今の中山先生です。


10年前、奈良の患者さんの多くは大阪に通院していました。それが今ではASKAをはじめ奈良の不妊専門クリニックが増え、不妊治療は地域医療になったと感じております。

不妊治療に対する世間の認知も向上したので、以前は紹介が多かった患者さんも、自分で調べて直接来られる人が増えました。

患者さんに変化はありますか?

以前は不妊治療の事をよく知らない故におまかせという方が多かったのですが、今はよく調べ、よく考えた末に来たのでおまかせしますという方が増えています。これはとても良い傾向だと思っています。

また、不安な気持ちからドクターを試すような患者さんは減りましたね(笑)。一緒に考え、治療を進めていく姿勢への理解度が浸透した結果だと思います。

それから内診を怖がる女性が増えていますね。心と体に抵抗感がある感じです。夫婦間の心の問題が増えているのではと感じております。
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10年前の中山先生です。


それから男性は間違いなくリビドーが低下しています。AVや2次元的な性的アニメが進化し、マスターベーションに走る男性が増えているのではと思っております。これにより女性もたじろいでいる感じがします。

よって、SEXが出来なくて子供ができない人が増えていると思います。よってAIHが増えているとも言えます。

クリニックとして進化した部分はありますか?

チーム医療としての人的なシステムは飛躍的に向上したと思っております。それは接遇面、医療技術に反映しています。また、認定看護師は聞くプロとして活躍してくれているし、ラボも精力的に妊娠率向上に努めてくれています。

ただ、ラボのオープン化はこれからのニーズなので、今後はエンブリオロジストの顔が見える環境づくり、安全管理の徹底を図る予定です。

年齢層に変化はありますか?

データを見ていると高齢化しているわけではない。40歳代が10%くらいおられるので多いように思いますが、10年前は7.8%でしたので、そんなに増えているわけではないことが分かります。患者さんとのメイン年齢層はやはり35~39歳であり、ここは増えています。