手のかかる子ほどかわいいもの
うちにある白いiBookです。友人から頂きました。ちょっと年代がぎりぎりのような気がしますが……せっかくなので紹介させてください。PowerPC G3搭載。1GHzの大台なんてまだまだ先、という頃のものです。今も昔も、ネットにつないだり、Excelで領収書をまとめたりする程度にしか使っていないので、特に問題なく使えています。Flashなどの動画再生は、バナーサイズでも全然カックンカックンですが(最近とうとう静止画になりました)。
ある日、角から落下させてしまって、液晶が蜘蛛の巣のように派手に割れてしまいました。日が経つにつれて、血のようににじみ出て黒い部分が広がっていきました。捨てようかと途方にくれていたところ、別の友人が「ネットオークションでジャンクを買って、液晶だけ交換するといいよ」とアドバイスをくれました。
調べてみると、作業自体はさほど難しくもないようでした。早速5000円ほどで落札して液晶だけ交換し、ついでにiBookの黒いキーボード部分も手持ちの(こちらも壊れかけの)PowerBookG4のものと入れ替え、念願だった「真っ白なiBook」に見事に変身。
壊れた液晶と黒いキーたちは落札したジャンクのiBookに移し、それをまたオークションでジャンク扱いで売りましたので、おかげさまで、かなり格安で修理できました。
さらに実はこのiBook、もともとアップル側でもマザーボードの欠陥が認められていた型番で、前の持ち主はマザーボード交換を3回行っています。まぁ、だからこそ譲ってくれたのでしょうが。
手のかかる子ほどかわいいというのもありますし、私の手元に来てからというもの、このiBookはマザーボード交換に至るような致命的な不具合にも見舞われていないので、ますます愛着が湧いています。もう、修理不可能になるまで使い続けますよ。