高校・大学・大学院留学に必要な基準(英語圏)
様々な書類を提出するが、一番の判断材料は「エッセー」。このデキで多少のマイナスはカバーできる。 |
語学力を証明する資格
語学力を証明する資格は、TOEFL(主に北米)、IELTS(主にイギリス、オーストラリア)が一般的で、他に英検2級以上など、英語検定の取得級を語学力の証明に認めている大学もあります。一方、これらのスコアがまだ大学・大学院の入学基準に達していない留学生に対しては、最終学歴の成績やエッセー等の評価で入学の内定を出し、語学力が基準をクリアした時点で正式に入学を認める仕組みもあります。この場合は大学付属、もしくは提携する語学学校に入学し、大学が要求する語学レベルを目指します。数ヵ月後、規定に達することにより、TOEFLやIELTSのスコア提出が免除され、大学への入学資格を得ます。
また、アメリカへの高校留学ではSLEP Test (Secondary Level English Proficiency Test)という、「聴き取り」と「読解力」を判定するテストのスコアを要求されるケースがあります。
基礎学力を証明する試験
アメリカの高校生が大学に進学する際、学力水準を計る共通のテストとしてSAT(Scholastic Assessment Test)とACT (The American College Testing Program)が用いられており、進学希望者は大学が要求するこのいずれか、もしくは両方のスコアを提出しなくてはいけません。同様に、主にトップクラスの大学で米国外からの留学生に対して、これらの試験のスコアを要求している場合があります。試験は1年間に7回(日本では6回)実施されるので、繰り返し受験することも可能です。
SAT Reasoning Test(旧SAT1)
英語と数学のテストで論理思考を問うものが中心。英語は批評読解力、とライティング(文章構成力)、数学は数1程度の基礎問題で構成されています。
SAT Subject Tests(旧SAT2)
科目別テストで、受験する大学が指定してきた科目を英語、歴史・社会学、数学、自然科学、語学の分野から通常1~3科目受験します。