入学金・授業料・テキスト代
授業料の比較が最も面倒なのが語学留学です。語学学校では、一般英語といわれるコースを中心に、TOEFL対策コース、ビジネス英語コースなど様々で、コースごとに授業料は異なります。また、語学学校の授業は大まかに、フルタイム(約20~25時間/1週間)とパートタイム(約15~20時間/1週間)に分かれていて、1週間あたりの授業時間数に違いがあります。
加えて、授業の単位を「時間」ではなく「レッスン」とし、1レッスンを45~60分程度で設定、1週間当たり20レッスンしているところもあります。
このように、授業時間数は学校の基準が一律ではないため、学校やコースを比較検討する際には注意が必要です。
なお、1ヶ月間の語学学校の授業料は10万~15万円程度が目安です。
滞在費・食費・交通費
ホームステイ、寮ともに1ヶ月滞在した場合の費用は10~15万円前後ですが、学校が手配する場合、通常、寮のほうが割高です。食費はホームステイや食事付の寮に滞在する場合は、昼食分のみを見積る必要があります。
交通費は学校に隣接する寮への滞在以外のケースは月額1万円程度を考慮するといいでしょう。
書籍代・遊興費
最も個人差が出る項目ですので、事例に窮するのですが、ミネラルウォーターを購入したり、お茶をしたりという名目で、1日1000円×30日=3万円
これに予備として1万円を加え、月額4万円を基準として紹介します。
航空券・海外旅行保険
航空運賃はシーズンや出発曜日により価格差があるので、もしスケジュールが許すのであれば航空券代金の安い時期を狙うとお得感は得られます。特に短期留学の場合は、全体の費用に占める航空券の割合が大きいので、よく検討しましょう。保険は留学期間が長いほど、現地での使用頻度が高いようです。是非、加入してください。見積りとしては1ヶ月で1万円強ほどです。
ビザ・パスポート取得
ビザ発給にかかる費用は渡航予定国の大使館ホームページで確認でき、概ね数万円です。一般のパスポートには10年間有効(赤いパスポート)と 5年間有効(紺のパスポート)があり、20歳以上であれば、どちらかを選択できますが、20歳未満の申請者は5年間有効のパスポートしか申請できません。
10年と5年とでは発給手数料が異なり、10年有効は16000円、5年有効は11000円(12歳未満は6,000円)です。
なお、新規作成の人はいつでも申請できますが、現在手持ちのパスポートがある人は、有効期間が1年未満になった場合に切替申請が可能です。
プログラム手配料
留学エージェントによって、「手配料」「手続き費用」「代行料」など表現は様々ですが、一般的に学校や滞在先の手配・手続き、情報提供、費用支払い代行など、手続き準備にかかわるサービス料金がこれにあたります。留学エージェントによっては、渡航先での生活サポートを料金に組み入れているところがあるなど、サービス内容が各社で異なりますので、何が料金に含まれるのかの確認は必須です。