クアラルンプールの空港ガイド～免税店からホテルまで(2ページ目)

エアアジアはKLIA2ターミナルを利用

羽田、関西、新千歳、成田空港とクアラルンプールを格安運賃で結ぶエアアジア。片道1万円以下の格安価格でマレーシアの知名度をぐっと引き上げたエアアジアは、KLIA2に到着します。KLIA2はKLIAと同じ敷地内ですが、入国審査、荷物受取、税関、入国ロビーなどすべて独立して機能。成田でいえば第1、第2ターミナルの関係です。乗り換えなどで移動する場合は、KLIAエクスプレスを使います。

2006年のエアアジア就航当初は、だだっ広い倉庫のような場所に簡易的なチェックインカウンターがあるだけでした。それが徐々にレストランや免税店が増え、7年のLCCターミナル時代を経て、2014年5月に新ターミナルKLIA2がオープン。ナショナルブランドの免税店だけでなく、地元で人気のレストラン、お土産店、スーパーまで空港内にあり、かなり快適な時間が過ごせます。正直KLIAよりも楽しいです。

KLIA2の過ごし方としては、マレーシアで人気のカフェチェーン店「オールド・タウン」や「アンクル・リム」でローカル珈琲とカヤトースト、ナシレマ（ココナッツミルクで炊いたご飯）を味わうのもよし。プランナカン伝統菓子を提供する「ニョニャ・カラーズ」で、スイーツを堪能してもよし。生演奏を聞きながらニョニャ料理を味わい、刺繍の美しいクバヤジャケットを購入できる店もあります。お土産探しにはスーパー（ジャヤ・グローサー）を利用するとお得。

ただ、以前のLCCターミナルより規模が大きくなっていますので、乗り換えや搭乗口までの距離には注意が必要。時間には余裕をもって行動をしましょう。国際線は3階で、国内線は2階になっています。ちなみに現在エアアジアは、Webチェックインをすすめていて、カウンターでチェックインを行った場合は有料。マレーシア通貨のリンギットはエアアジアの機内販売でも使えるので、帰路の際もすこし余裕をみてとっておきましょう。

クアラルンプール中心地までのアクセスは、クーポン制のタクシー75～200リンギ（約2100～5600円、行き先、タクシーのサイズによって異なります）が目的地までダイレクトに到着できて便利です。乗り換えが必要になりますが、KLセントラル駅までのKLIAエクスプレス55リンギ（約1540円）も便利。エアアジア社が運行するリムジンバス8リンギ～（約216円）は、ネット予約をすればさらに割引価格で利用できます。KLIAエクスプレス、リムジンバスはKLセントラル駅が終点なので、そこから市街地まではタクシーやLRTに乗り換えます。

KLIA2の公式サイトはこちら＞＞＞KLIA 2

マレーシア国内のリゾート島や地方都市を結ぶスバン空港

KLIAが開港するまでクアラルンプール国際空港として利用されていたスバン空港。現在は、日本人に人気のリゾートアイランドであるランカウイ島やペナン島、伝統息づく東海岸の町コタバルやクアラトレンガヌ、青い海に面したボルネオ島の都市コタキナバルやクチンなど、旅行者にも人気の町を結んでいます。おもにベルジャヤ航空とファイアーフライの2社が使用。マレーシア国内だけでなく、インドネシア、シンガポール、タイのサムイ島にも就航。一時閑散としていたターミナルも最近は活気を取り戻しつつあります。

スバン空港から市街地へのアクセスはタクシーで、クーポン制。値段は40～60リンギ（約1120～1680円）です。また、市街地からスバン空港に行く場合、タクシーの運転手さんには「スバン空港、ベルジャヤ航空」というように、空港名と利用する航空会社（ベルジャヤ航空、またはファイアーフライ）の両方を告げましょう。運悪く「スバン」という英語が聞こえず「エアポート」だけが聞こえてしまった場合、KLIAと勘違いしてしまう運転手さんもいるとか。ちゃんと理解しているかどうか何度か確認すれば大丈夫です。

スバン空港の公式サイトはこちら＞＞＞MALAYSIA AIRPORT, SUBANG