住宅設計・間取り/収納プラン

IKEA流に隙間を使った収納をプランする

無駄のない間取りは便利で合理的。でも上手く使えないスペースが残るから困りもの。そんな半端なスペースにこそ利用価値がある。IKEAの新発想から収納のヒントを掴みましょう。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

隙間は仕方なく使うのではなく、新たな使い方を発見するチャンス。限られた条件のなかで進める住まいづくりにはアイディアが欠かせません。こんな使い方ができたら暮らしが変わるかもしれない。IKEAの「SUKIMA GALLERY」の発想を、あなたの住まいの可能性につなげてみてください。


階段下を趣味やくつろぎに

階段のある住まいで階段下のスペースを活かすとしたら、収納にするというのが常套手段です。掃除機や季節家電、レジャー用品などが収まる、小さな物置として重宝します。その一方で、階段を部屋の一部として積極的に取り入れることで、変化のあるインテリアが生まれます。
イケアの収納家具

組立式の収納家具なら用途に合わせて組み換えができる

リビングルームに階段のある住まいでは、階段下にピアノやテレビを置くのも一案ですが、屋根裏部屋のような感覚で使うのもいいでしょう。子どものプレイルーム、本棚のある書斎、気分転換のコーナーにするなど、くつろぐことができたり集中できる場になったり、傾斜のついた変化のある空間だからこその過ごし方ができそうです。

そんな自由な使い方ができるフリースペースとして、あえて何もせずに残しておいて、住まいが完成してから徐々に設えていくのもいいでしょう。収納棚を積み木のように重ねて、そこにボックスやカゴを加えて実用性を調節しながら、ラグやランプで模様替えをするのも楽しいイベントの一つになると思います。

細長い隙間を使ったユニークなスペースもご覧ください。
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