ややストロークが浅いキーボード
キーボードのキーストロークはスペック上1.0mmだ。他のUltrabookは1.2mm程度あるものもあり、スペック上は微妙な差でしかないが、ストロークは若干浅く感じる。例えば一般的なノートパソコンで比較すると、富士通のAHシリーズのキーストロークは2mmなので、UH75/Hは半分となる。UH75/Hのキーボード
筆者はストロークが浅いUltrabookに慣れているため、UH75Hでも問題なく使えるが、ストロークが深い一般的な製品から移行した場合などには、違和感を感じるかもしれない。キーボード自体の配列などに無理はなく一般的なもので、全体的な安定度も高い。タッチ感などは慣れの問題もあるので、しばらく使用してから判断した方がいいだろう。
パームレスト部分など、筐体全体の質感は高い。サテンレッドとサテンシルバーの2色展開されるが、天板は質感、見た目ともに非常に上質だが、傷のつきやすさという点では不安な部分もある。
国内生産で品質にも安心感
この製品の特徴は、一般的なUltrabookより一回り大きな液晶を搭載し、薄型ながらHDDを搭載しストレージの容量に余裕を持っているという点だ。さらにUltrabookに限らず、多くのパソコンが海外生産のなか、このUH75/Hは富士通の島根工場で生産される出雲モデルで、品質も期待できる。Web販売のカスタムメイドモデルならメモリを8GBにするなど、構成を変更することも可能だ。液晶サイズは大きいが、解像度が一般的なWXGA(1366×768)な点は残念だが、ある程度ストレージの容量に余裕があり、品質が高く、薄いUltrabookを求めている方には注目の製品だ。
【関連サイト】
富士通 LIFEBOOK UHシリーズ