山道! 豊かな新緑も役立たず…

 さてその頃、次女と長女はのんきにグミなどを食べまくってスイスイの高速道ドライブをエンジョイ。さらに1時間後、今度は事なきまま次の休憩地である某「道の駅」に到着、ここでも名産の団子やら餅やらをもぎゅもぎゅ「だっておなかすいたんだもーん」。

おいおい、そんなに食べて大丈夫なのかと、一抹の不安が過った母。母の懸念は、いつも正しいのだ!

この先、山道。

どんどん標高が上がり、耳がツーンとしてきます。新緑は折り重なるように眼下を連なり、木漏れ日がきらり。本来、心癒されるドライブライン。でも……。

フジワラ家の娘たちは窓の外を見る余裕などなく真っ青。ここで三女が二度目。そして次女も二度目。長女もついに白旗。もう、父親母親共に「またか!」「こっちもか!」「お前もか!」とタオル、ティッシュ、ビニール袋を両手に右往左往であります。

結局、この山道(のぼり)の1時間半で、およそ2、3回ずつ……「ま~誰かは酔うだろうな~」というライトな予想の、遥か斜め上を行く惨状に陥ったのでした。

不幸中の幸いは、被害が親の服に集中したこと。ほぼ場を汚さず済んだことでしたが、それにしても……。

 実のところ、子どもの頃は自身が車酔い女王の名を欲しいままにしていたフジワラ。大人になっても酔いやすく、飛行機酔いもするし、船酔いもする。でも、全く車酔いしない夫に似て、これまで子どもたちはあまり酔わないと思っていたのですけどねえ。ここまでの事態ともなると、自分も酔う癖にこんなにも処理班として有能に動けてしまう、我ながら親って、凄いもんだと思いました(自画自賛)。


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