恋愛を招くからだ、身体感覚とは？(2ページ目)

鈍った感覚を、研ぎ直す方法

“真美人プロジェクト”では、この身体感覚を取り戻して磨くためのワークを行いました。ダイアログ・イン・ザ・ダークの暗闇の中の自然で思い切り遊んだ後に、新宿御苑で非常に面白いゲームを行いました。

そのゲームとは、“自分の木を当てるゲーム”。2人以上の人数がいて、木のたくさんあるところ、目隠しをして歩き回れる空間ならば、森でも山でも近所の公園でもどこでも行えます。

やり方は簡単。

1.まず2人組になって、待ち合わせ場所を決めます。1人は目隠しをしてその場で待ちます。その間、もうひとりが、そのペアの相手に“似合いそうな木”を公園や山の一角などのある範囲内から探しだします。似合いそうな木とは、難しく考えすぎずに、「大きくてのびのびしている木だから、◯◯さんっぽいなぁ」という自分なりの理由と感覚で選んでOK。

2. 木を探しだしてきたら、目隠しをしている相手を、目隠しをしたままで、その木のもとへ連れていきます。そして、その木を抱きしめたり、香りをかいだり、その周りを歩き回ったり……。視覚以外の感覚を使って、その木を思う存分、味わってもらう。その時、木を見つけてきた人は、なぜ、その木がその人に似合うと感じたのか説明してください。

3. 目隠ししたままもとの待ち合わせ場所に戻ってきたら、目隠しを外して、その木を改めて探しにいきます。　

すると、不思議なことに、どれだけ広い場所であろうと、そこに何百本の木があろうとも、相手が探してきてくれた、たった1本の“自分に似合う木”は、必ず見つかるんです。