純正スピーカーのままで驚くほどの高音質を実現

デモカーの音も聴いてみた。まず、カーナビをスタンダードモデルに替えただけでスピーカーは純正のままのクルマだが、マルチウェイ・タイムアライメントで、運転席を中心に音場が展開するように調整しているため、運転席では自然な音場で音楽が楽しめる。また、音のキレ、クリアさともに純正スピーカーだとは思えないサウンドだ。
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プレミアム・モデルのマルチウェイ・タイムアライメントの調整画面


このマルチウェイ・タイムアライメント機能がいいのは、内蔵アンプのままでタイムアライメント調整ができることだ。

一般的なタイムアライメント機能はアンプの出力1ch分ごとにタイムディレイをかけて、各スピーカーが発した音がリスナーに同時に聞こえるように調整するため、マルチアンプ構成にしなければならない。例えばフロント2ウェイスピーカーなら、左右のトゥイーターと左右のウーファーの4つのスピーカーを個々に鳴らすために、4ch分のアンプが必要だ。


PremiDIA VBLなど独自機能を満載

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こちらはクロスオーバーの調整画面(プレミアム・モデル)

ところがマルチウェイ・タイムアライメントならデジタル機能でパワーアンプで増幅する手前で周波数ごとにタイムディレイの調整ができるため、トゥイーターとウーファーのタイムディレイを個々に調整できる上にパワーアンプは左右の2ch分あれば済む。

そのため、マルチアンプのような大がかりなシステムにしなくても、個々のスピーカーユニットごとにタイムアライメント調整したサウンド再生が可能なのだ。

これを行えば、リスナーから見てトゥイーターとウーファーとの距離が極端に違っていても補正できるし、左右スピーカーから等距離のベストポジションで聴いているような自然な音場再生ができる。

もうひとつ優れた機能が、PremiDIA VBLというもの。これは大音量の低音再生時のみ、自動的に低音をカットしてくれる機能だ。純正スピーカーの場合、ボリュームを上げるとすぐに歪んだり割れた感じに聞こえることがあるが、これは音楽に含まれる低音が主な原因。

PremiDIA VBLは、通常は音楽を普通に再生し、音が歪みそうなときだけ低域をカットして、歪みを事前に防いでくれる。その効き方も、PremiDIA VBLが作動していることなど判らずに聞き流してしまうほど自然。純正スピーカーのままで、ダイヤトーン・サウンドナビを使うなら、このPremiDIA VBLを活用したい。