様々な役割をもつスパイラルルーフ

 

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屋根
1. デッキテラスからの眺め。屋根の一部は芝生で緑化している。
写真:工藤宏仁建築設計事務所
2. 芝生の屋上から中庭と母屋の北方向を見る。既存の建物の壁面は新築部分と同じ仕上げにして、一体感のあるデザインになっている。
3. 暖かな色の照明が美しい夜景。写真:工藤宏仁建築設計事務所


最上階は木のルーバー屋根のデッキテラスです。ここはエアコンの室外機置き場を兼ねた展望台で、近隣の屋根越しに遠く鎌倉の山々を望むことができます。ルーバー屋根に続く寝室と書斎の折れ曲がった屋根は、金属板金で葺かれています。その先のピアノ室とピアノホールは防音効果のある芝生の屋根となり、既存世帯とのジョイント部分はウッドデッキの屋根となって直角に折れ曲がり、そのままバスルームと洗面室の床に繋がっています。
既存の建物に中庭を囲うスパイラルという完結しないデザインの建物を繋げたことで、全ての部屋から、季節毎に色を変えるモミジや芝生の緑やススキといった自然を愛でることが出来るようになりました。さらに天気の良い日には、中庭に出て朝食や午後のお茶や読書や昼寝やパーティーを楽しむといったように、日常生活にゆとりと拡がりが生まれたのでした。

◆建築データと建築家プロフィール


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