ソニー VAIO初のUltrabookの実力は…?
VAIOシリーズ初となるUltrabookがVAIO Tだ。VAIOシリーズと言えば従来から薄型軽量の製品が多かったが、今回のVAIO TはVAIOのデザインなどを引き継ぎながら、いくつかの特徴を持ったUltrabookとなっている。13.3型と11.6型の液晶を採用した2モデルが用意されているが、今回は13.3型のSVT13119FJSをレビューした。
VAIO T
Ultrabookの多くは、新しいカテゴリの製品として、従来の他モデルとは異なる新しいデザインを採用することも多いが、この製品はVAIOらしいデザインを引き継いでいる。
VAIOのデザインは各シリーズで共通している部分が多く、このVAIO Tも他のVAIOとの統一感があるデザインになっている。他のVAIOを知っている人なら、ぱっと見でもVAIOだとわかるUltrabookだ。カラーはシルバー系の1色が用意されている。
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VAIO Tのヒンジ部
VAIOシリーズと言えば、重量や薄さの点で他製品と明らかに差別化したものが多かったが、今回のUltrabookでは他社製品とそれほど差別化されているわけではない。厚みは約18mmでUltrabookとしては比較的薄いが、重量は1.6kgと従来の軽量VAIOに比べると重いが、Ultrabookでは標準的なところだ。
前述したように、デザインは他機種と共通化しているが、液晶のヒンジ部分はVAIO Zなどと同等のデザインと機能になっている。液晶を開くことでヒンジ部分の突起部が底面の足として機能し、本体の液晶側が若干高くなる。これによりキーボード面が手前側に傾斜することになり、若干入力しやすくなる。
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VAIO Tのキーボード面は傾斜しているので使いやすい