温泉/北陸の温泉

山代温泉 星野リゾート 界 加賀(4ページ目)

星野リゾート 界 加賀(旧 白銀屋)は、北陸を代表する温泉地、山代温泉の老舗宿。「古総湯」周辺は湯の曲輪(ゆのがわ)と呼ばれ、老舗宿も殆どビル旅館になっています。そうした中で、築180年以上という本館が現存し、圧倒的な風格を放っているのが星野リゾート 界 加賀(旧 白銀屋)なのです。今回はモダンとクラシックが融合した宿、山代温泉 星野リゾート 界 加賀(旧 白銀屋)を紹介します。

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

星野リゾート 界 加賀(旧 白銀屋)で滞在を満喫

山代温泉 星野リゾート 白銀屋の客室

山代温泉 星野リゾート 白銀屋 魯山人クラシックの茶庭一階を指定したが、むしろ加賀モダンがこの宿らしいと思う

星野リゾート 界 加賀(旧 白銀屋)には「加賀モダン」と「魯山人クラシック」があります。今回は「魯山人クラシック」の茶庭一階を指定して宿泊したのですが、結論から言って、この宿では「加賀モダン」を選んだ方が良いと思いました。

本館の外観の風情、古めかしさに魅力を感じて宿泊したのですが、館内は美しくリニューアルされているので、古めかしさを感じる所は一切ありません。もちろん、高級宿ですから古めかしいと苦情になるかもしれませんが、クラシックさを求めて宿泊すると、肩透かしという気がするのも事実です。到着時に抹茶が頂ける文化財の茶室ですら、古めかしい所が一切なく、翌朝の朝食会場の立派な梁を見て、やっとクラシックに出会ったと思ったのが正直な感想でした。

ただし初夏だったので、客室に簾戸が付いていたのは驚きました。超高級旅館では当たり前かもしれませんが、個人的には初体験で感激しました。このように伝統的な老舗旅館の流儀を、星野リゾートになってからも維持して頂けているのは有難い限りです。

また早めにチェックインしたので、宿の方にお願いして魯山人愛用の「福の間」も一瞬見せて貰いました。これが出来るのは「福の間」に泊まる方がチェックインする前に限られます。魯山人ゆかりの品々も展示されているので、山代温泉の魯山人の足跡を巡る旅にも適しています。

最後に、この宿にお得に泊まるなら、早割や直前プランを活用すれば2万円前後で泊まれるので、気軽に贅沢な雰囲気を楽しむには最適な宿ということができます。一方、山代温泉には「あらや滔々庵」や「べにや無何有」など日本有数の高級旅館があり、3万円台の宿泊料ですが、本物の贅沢を満喫することができます。あと1万円上乗せして、そうした宿にするか否か、予算に応じて思案してみてください。


星野リゾート 界 加賀(旧 白銀屋)詳細情報

山代温泉 星野リゾート 界 加賀(旧 白銀屋)
住所:石川県加賀市山代温泉18-47
電話:0761-77-0025
日帰り入浴:なし
宿泊料金:2万5000円~(1泊2食付/2名1室利用時のひとり分の料金、他に早割や直前プランあり)
アクセス:小松空港から車で約25分
地図:Yahoo!地図情報
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