カナダ/カナダの観光・見どころ

カナディアンの定番アクティビティ、カヌー・カヤック

カヌー・カヤックは、夏のカナディアンには絶対必須のアイテムと言われるほどで、人気の高いアウトドアアクティビティー。海、湖、川と多彩なポイントで楽しむことができます。そんなカナダのカヌー・カヤックの楽しみ方をご案内。

執筆者:下村 猛

カナダ人はみーんな大好き。カヌーとカヤック!

ルーフキャリアにカヌー。カナダではごく日常的なシーンundefined(C) 60/365 - Gone Kayaking / Loimere

ルーフキャリアにカヤック。カナダではごく日常的なシーン (C) 60/365 - Gone Kayaking / Loimere

カナダでカヌーは特別なものではなく、自転車と同じくらい一般的なもの。川や湖、そして海に繰り出すために、カナディアンにとっては必須のアイテムなのです。

歴史を紐解いても、川や湖の多いカナダでは水路を遡るためのカヌーは必需品でした。カヌーによってカナダは開拓された、といっても過言ではありません。そのような歴史的な背景からも、カナディアンにとってカヌーは切っても切り離せない存在なのです。

今回はそんなカヤックとカヌーについて、基本的な知識や、楽しめる場所についてご紹介します。

ファミリーでも楽しめるカヌー、ツーリングで楽しむカヤック

ダブルパドル(両側で漕げるタイプ)を使うのもカヤックの特徴のひとつ (C) Tourism Vancouver

ダブルパドル(両側で漕げるタイプ)を使うのもカヤックの特徴のひとつ (C) Tourism Vancouver

カヌーとカヤックの違いって何でしょう? 同じものとして扱われていることも多いのですが、一般的にカヌーはオープンタイプで、形状は手漕ぎボートを細長くしたようなもの。カヤックはクローズドタイプで、下半身をすっぽりとボートの中に収め、腰の周りには浸水を防ぐため、スプレースカート呼ばれる防水性の布でしっかりとふさぐものとされています。

カヌーは夏のファミリーアクティビティーにもぴったり (C) Tourism BC

カヌーは夏のファミリーアクティビティーにもぴったり (C) Tourism BC

それぞれの特徴ですが、カヌーはオープンタイプの特性を活かし、乗る人数や積み込む荷物の自由度が高いこと。通常大人2~3名ですが、ファミリーなら大人2名+子供2名くらいでも可能。荷物も比較的多く積む事ができ、みんなでわいわいと楽しめます。

それに対し、カヤックはその形状から乗員は自ずと固定され、コクピットの数が定員となり、通常は1名乗りか2名乗りの船。水の抵抗を受けにくい船の形状から、長距離のツーリングなどに適しており、海で波や風の抵抗を受けにくいシーカヤックもあります。

次ページ:では、カナダのどこでカヌー・カヤックは楽しめるの?

  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます