高収入であれば生きる上で色々と有利
お金持ち流のマネープラン
しかし、だからとって現状に甘んじたり、努力をしない言い訳にはしたくないものです。なぜなら、高い年収を得ることは、ハードワーク、ハイプレッシャー、そして高い所得税率はあるにしろ、日常の多くの場面で、トクな展開になるからです。
まず、年収が高いというだけで、周囲から尊敬されますから、失礼な対応を受ける頻度が減ります。ちょっと傲慢な表現に聞こえるかもしれませんが、あくまで仮定の話です。たとえば仕事上で誰かにごちゃごちゃ文句を言われたとします。そのとき、「そんなに言うなら、あなたはいくら稼いでいるんですか?」と切り返すことができれば、相手は何も言えなくなるでしょう。実際には口にしなくても、そういう自信があれば、他人からの心ない批判を受け流す余裕ができるということです。
また、お金を借りる点でも有利です。住宅ローンや投資ローンを組むときもより安い金利で、より多くの金額借りることができます。住宅ローンで、年収が低いと金利が3%になるところを、年収が高ければ1%で借りられますから、金利負担が3分の一に減り、ますます手元に残るお金持が増えます。投資物件を買うときも、年収500万円なら5000万円までしか借りられないけど、年収2000万円なら2億円借りられますから、家賃の手取りも4倍となり、ますますお金持ちになります。また、情報も集まってきます。たとえば転職市場。年収1500万円の人には、やはり高年収の案件が紹介される傾向があります。反対に、年収300万円の人に、年収1500万円の案件が紹介される見込みは低いでしょう。
あるいは、高額だけれど儲かる金融商品があったとします。もしあなたがその会社の営業マンなら、年収の高い人と低い人とでは、どちらを有望な見込み客と扱うでしょうか。どちらのお宅を訪問してでも営業したいと思うでしょうか。ここにも、稼げる人はますます金持ちになる、という法則が機能しているのです。
資本主義崩壊などと言われることもありますが、人間の行動原理はやはり資本主義です。稼げる人にはますますお金が集まるし、人よりちょっと余計に高いお金を使う余裕が生まれます。高いお金を払えば快適な高待遇を受けられます。旅客機のビジネスクラスやファーストクラスのようなものです。ホテルもレストランも同じです。これは、年収が高いことが善で、低いのが悪、ということではありません。今の世の中は、年収が高い人により有利な条件がもたらされる傾向があり、高年収は強力な武器になる、ということです。
精神的にも余裕が生まれます。稼げない人は、将来の先行きが不安で仕方ありません。消費税や社会保障問題のニュースに一喜一憂するでしょう。しかし稼げる人は、たしかに仕事上では厳しいプレッシャーにさらされますが、一方で社会がどう変化しようと怖くありません。仕事で稼げるようになるとは、「どうすれば顧客が喜ぶか?」という普遍性をマスターすることであり、それを理解すれば、顧客や会社や職種が変わっても、それなりに稼げるからです。
もちろん、年収のために生き方を変える必要はありませんが、稼いで年収を上げることは、一番の家計防衛になるのです。
参考)お金がいままでの10倍速く貯まる法(三笠書房)