高校受験/高校受験の学校情報

奈良高校(2ページ目)

創立以来、生徒の多様な興味・関心や進路希望に応じるため、先進的な取り組みを重ねてきた奈良高等学校。個を大切にし、生徒の主体性を重んじる同校では、1995年度(平成7年度)より、全日制普通科高校として全国初の単位制を導入している。

執筆者:稲葉 雅也

自らキャリアデザインを強く推進する力を養成

「自主創造」を建学理念とする同校では、生徒の自主性を重んじ、将来への目標と強い意志を持って未来を切り開いていく力を身につける進路指導を展開。日々の授業や土曜日の進学講座等を通し、学力の向上に努めつつ、計画的な進路指導を行っている。

1年生は全員行きたい大学を1校選んでオープンキャンパスに参加し、レポートを提出。9月に受け入れる教育実習生から学部・学科の話を聞く機会を設けるなど、進路選択のきっかけとなる取り組みも積極的に実施しています。単に大学合格だけではなく、その先を見据えて進路を考える生徒も多く、単位制による独自のカリキュラム作りは自らのキャリアデザインの構築にも役立っている。

毎年、難関国公立大学に多数の生徒を送りだす同校。生徒は学問に対する熱意やチャレンジ精神にあふれた魅力ある教員との関わりを通し自己の可能性を追求し、それを実現するための努力を続ける姿勢が養われている。

奈良高校の大学進学実績

国公立大では、東大2名、京大37名、大阪大57名、神戸大34名など。私立では、早稲田9名、慶應1名、同志社196名、立命館202名、関西学院54名、関西136名などとなっている。

奈良高校の入試

一般入試は3月15日(2010年度)。入試科目は国・数・英(リスニング含む)・理・社。国・数・英・理・社各40分、合否は、学力検査と内申点の合計点で決定する。学力検査250点、内申点135点。ともに85%以上は欲しいところ。

今年は募集定員400名に対し、429名が応募、競争率は1.07倍だった。主な併願先は、男子は、奈良学園、清風、帝塚山、女子は、帝塚山、四天王寺など。なお、特色選抜は募集定員40名に対し、221名が応募、競争率は5.50倍となっている。
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