自らカリキュラムを設定。先進的な取り組みに挑む奈良高校

全日制普通科高校として全国初の単位制を導入した奈良高校

全日制普通科高校として全国初の単位制を導入した奈良高校

創立80年あまり、生徒の多様な興味・関心や進路希望に応じるため、先進的な取り組みを重ねてきた奈良高校。個を大切にし、生徒の主体性を重んじる同校では1995年度より、全日制普通科高校として全国初の単位制を導入している。生徒自身が進路目標に応じて履修科目を選択し、“自分だけのオリジナルな時間割”を持って学習に励んでいる。

1年次は基礎学力を培うために必履修科目を中心に学習するが、2・3年次は必履修科目以外は生徒が自由に教科・科目を選択する。昨年2009年度、3年次ではそのバリエーションは150通りを越えている。自分の進路に応じて自らカリキュラムを設定することで、主体的に取り組む姿勢が身につき、学習にもその効果が発揮されるという。

また、2004年にスーパーサイエンス(SSH)の指定を受けた同校では、大学や研究機関との連携を踏まえた学校設定科目を設けているほか、施設の活用や現地研修を積極的に行いながら、大学や企業等の各方面から講師を招いての「SSP講演会」も実施。SSP科目は選択科目としても設定されており、科学を学びたいだけ学べる単位制を生かした教育課程が実践されている。

緑豊かな丘陵地の中腹に位置し、校舎からは東大寺や興福寺など多数の文化的建造物を見渡すことができる奈良高校。クラブ活動や行事への取り組みも盛んで、文科系・体育系を問わず素晴らしい成果を上げている。また、修学旅行はクラス毎にそれぞれ行程を企画し、旅行会社と折衝を行うなど、生徒自身による「手づくり旅行」であるのも同校らしい一面。

入試においては、知的好奇心が旺盛で自らの意見を持ち表現できる人材を求め、特色選抜入試(40名)も実施している。将来、難関国公立大学を目指し、クラブ活動との文武両道を希望する意欲のある生徒に適した学校である。