どうなるアーカイブス
一つ、PS2アーカイブスの生かし方として考えられるのは、サービス内容がいまいち充実してこない『PlayStation Plus』のテコ入れだ。今までオマケ程度に配信されていたPSタイトルだが、ここにPS2タイトルの配信が加わればサービスの充実に繋がる。
また、シリーズ最新作が発売される際の販促ツールとしても有効だ。
シリーズ最新作が発売される際、過去のナンバリングタイトルをPS2アーカイブスで発売する、もしくは特典として配布するのは販促の効果が期待されるし、他機種との差別化にもなる。
PS2で育ったシリーズの最新作がXbox360で発売されたり、その逆のパターンがあったりと機種間の優位性がなくなりつつある今、今更ながらPS2資産の強みを活かすことができるのは強みだ。
甦れ!おっさんゲーマー!
これは世代的な問題だと思うのだが、PS3ユーザーからゲーマーが消えつつあるのではないか。かつてのPSユーザーが親の世代になり、自由にゲームを楽しむことが難しくなってきている。だからこそ“おっさんゲーマー”にゲームアーカイブスが売れ、リマスターが注目を集めたりもするのだろう。
しかし、アーカイブスにせよリマスターにせよ、かつての資産の再パッケージにすぎない。一部のユーザーのためであっても、これがメインであってはならない。
PS2アーカイブスという選択肢が増えたにせよ、大事なのはその先。古い資産でおびき寄せされたおっさんを、再びゲーム漬けにさせるような、そんな施策が必要とされている。