壁紙のDIYリフォームは下地のひと手間で仕上がりアップ!
照明がつくと壁紙の凸凹が浮かび上がるように見えることも!
DIYリフォーム用の壁紙には、最初から裏にノリがついていてシールのように張るだけのタイプや、今ある壁紙の上から張ることができるタイプもあります。
しかし、いくらていねいに壁紙を張っても、下地が悪ければ仕上がりは汚いものに。プロから聞き出す職人技の「木工編」や「塗装編」でもそうだったように、壁紙リフォームでも下地が命です。
下地が凸凹したまま壁紙を張ってしまえば、仕上がった時も凸凹のまま。仕上がりの凸凹は、太陽や照明の光に照らされると更に目立つこともあり、せっかく張り替えたのに前より汚くなってしまった!ということもあるのです。
パテの粉は細かく飛び散るので、精密機械や食器類は他の部屋に退避させるか、スキマ無くビニールで覆いましょう。
そこでDIYの仕上げをワンランクアップさせるプロ技その1!美しく仕上げたいなら、元の壁紙をていねいに剥がし、下地の凸凹はパテで埋め、サンドペーパーで磨いてできるだけ平らにします。上の写真は内装屋さんがリフォーム現場で、凸凹部分にパテを塗り付けている様子です。
下地処理は手間と体力が必要ですが、頑張ればそれだけ仕上がりもキレイになる!とのこと。またパテの粉は細かく飛び散るので、他のモノに粉が飛ばないよう養生はシッカリ!とのことでした。このひと手間が、DIYリフォームでの壁紙張替えの腕前をワンランクアップさせる秘訣です。
下地が目立たない壁紙を選ぶ!天井はDIYリフォームでは難しい?
天井用壁紙というものがあるのをご存じですか?壁用とわざわざ分けてある理由は、天井をスッキリ見せるためには壁よりも色柄の制限が多いこと、そして天井は工事が大変なので下地のアラが目立たない厚手タイプがセレクトされているのです。脚立に乗って天井を見上げて作業をするのは大変!少々のアラがあっても大丈夫なように厚手の壁紙を選びましょう。
上の写真は、実際のリフォーム現場で内装屋さんが天井の壁紙を張るために下地処理をしているところです。脚立に乗って上を見ながら手を上げて作業をするのは、慣れた職人さんでもとても大変。一般のDIYerは更に大変な作業になることが想像できます。
そこでDIYで天井の壁紙リフォームをしたい場合は、細かい作業ができないことを前提に、厚手で表面がぼこぼこした壁紙を選びましょう。アラが目立たない壁紙を選ぶのも、DIYリフォームでの壁紙張替えの腕前をワンランクアップさせるコツなのです。
身近な道具を使ってDIYリフォームを楽しもう
DIYリフォームは楽しむことも大切ですね。例えば道具類。最初から全てを買い揃えるのではなく、身近な道具を使ってキレイに仕上げることも可能です。古いテーブルナイフが大活躍!コーナーをシッカリ押さえてラインを通すと仕上がりがワンランクアップ。但し刃のぎざぎざはつぶして。
例えば壁紙張りでは、入り隅と呼ばれる凹のコーナー部をヘラなどでシッカリ押さえてラインをキレイに通すと、仕上がりの美しさが際立ちます。そこで活躍するのが古いナイフ。壁紙が破けないようにぎざぎざをつぶしておけば、ヘラの代わりに十分に使える道具になるとのことでした。
皆さんもプロの技を使って、DIYリフォームを楽しく!そして仕上がりをランクアップさせていきましょう。大工さんから聞き出した木工のプロ技、塗装屋さんから聞き出した塗装のプロ技もあります。
■DIYリフォーム!プロから聞き出す職人技-木工編
■DIYリフォーム!プロから聞き出す職人技-塗装編
■DIYリフォーム実例紹介シリーズをまとめたページはこちらから。
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