また、神戸市内の小学校事情として、マンモス校が多いということがあげられます。神戸市内には児童数が1,000人を超える小学校が11校もあります。ちなみに大阪市内は1校のみ(阿倍野区の常磐小学校)です。

マンモス校の多い西区と東灘区

マンモス校の場所はかなり集中しています。全11校ある児童数1,000人超の小学校は、東灘区と西区に4校づつあります。

一番児童数が多いのは東灘区の魚崎小学校で1,476人。その北側の学校区となる本山第二小学校も1,228人。住吉川の左岸(東側)にある2校にかなり集中しています。他の2校は東灘小学校(1,027人)と御影北小学校(1,000人)。

本山第二小学校と御影北小学校は、不動産広告等ではおなじみの「人気校」。人気学校区へ移りたいというご家庭が多くあるなか、この辺り周辺での「少子化」は当面問題なさそうです。

魚崎小学校の次に児童数が多いのは西区の神戸市営地下鉄「西神南」駅東側にある井吹台東小学校で1,345人。同じく西側の井吹台西小学校1,140人とマンモス校。

このあたりは、新規の住宅分譲がまだ盛んに行われているニュータウンエリア。新規住宅の購入者層に子育層が多い事が理由であると考えられます。このあたりの事情は過去記事「人口動態から探る~若く元気な街はどこ?~神戸市内編」にも書いていますのでご参考にして下さい。

神戸市内の少子化事情、簡単にまとめると以下のようになります。
・市内中心部である中央区/兵庫区の小学生減少は顕著である
・一部の児童数が多い小学校に偏る傾向がある

小学校の児童数ではわからない

不動産を買う際にマクロ視点での人口動態を見る事は、資産価値として今後どうなるかを考える上で大変重要な要素です。ただ、お子様のいらっしゃるご家庭のかたにとっては、単に児童数が増えた減ったとか、人気があるないだけではなく、個別の小学校事情迄調べる方が良いでしょう

人気校の多くは中学受験での実績、わかりやすく言えば「あそこからは灘校に何人受かった」といった事が評価されています。殆どの小学校では教育方針や先生方の取り組みがウェブサイトで報告されています。そちらを見るのが小学校の実情を知る一つの手がかりです。

というわけで、次回は本シリーズ最後、京都市の少子化傾向を見て参ります。

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