世界中を見ても類のない早さで少子高齢化が加速する日本。しかし、一体どれだけ「少子」で「高齢」なのか?そんな中、子供の多い「若い街」はどこにあるか?前回の大阪市内編に続き、神戸市内をみてみました。

まずは、子供と高齢者(65歳以上)の割合が目立つ区を上げました。

子供の多い西区、年齢層の高い長田区・兵庫区

神戸市人口動態からみた若い街

たった5年の間でも比率に動きがある

枠内は比率の高い(低い)順に左から記載しています。5年間で少し変動がありますね。例えば子供割合の多い区。西区、北区、東灘区が目立って子供割合の多い区である事に代わりはありませんが、17年と23年では順位に変動があります。具体的な数値はどうなっているのでしょうか?
子供割合変遷、神戸市

子供割合の増えている東灘区は、人数も4桁増。

17年の国勢調査では、西区が15%超で頭ひとつ抜けていました。ところがそこから6年経って23年の数値を比べると1位西区と2位北区が子供割合・人数ともに減少。1,000人以上人数が増えた東灘区が、北区を逆転しています。

ここ数年は賃貸・分譲ともに不動産価格が軟調であり、そのため都心部の物件に手をだしやすくなりました。一方、郊外物件は相対的な人気が低下。そんな流れを受けて利便性が高く今迄は手が届きにくい相場であった東灘区に若年ファミリーが流れ、ニュータウンの占める割合が多い北区、西区に若年ファミリーの流入が少なかったのではないかと思われます。

ちなみに15歳未満を子供とした場合の「子供割合」。全国平均が13.3%で神戸市平均は13.0%。大阪市平均12.0%よりは高い数値ですが全国平均には及びません。TOP西区の15.6%(平成17年)も大阪市内TOP鶴見区の16.7%を1%以上下回ります。

以前より数値が下がった、鶴見区より数値が低い、とはいえ子供割合神戸市TOPは西区。全国平均よりも1.5%高い数値を示しています。次に気になるのは「西区のどこが若い(=子供がいる)のか?」という事。次のページではそのあたりに迫ってみます。