前回は大阪市内の小学校事情から少子化傾向を考察しましたが、今回は神戸市内をみてまいります。まずは神戸市内の小学校統廃合状況です。調査対象は神戸市立の小学校です。

中央区、兵庫区は統廃合が続々

1980年以降に統廃合のあった神戸市内の小学校は以下の通りです。
 

【中央区】
神戸小学校、諏訪山小学校(1990年閉校、(新)神戸諏訪山小へ統合)
神戸諏訪山小学校、北野小学校
(1997年閉校、(新)こうべ小学校へ統合)
若菜小学校、二宮小学校、吾妻小学校、小野柄小学校
(1997年閉校、(新)中央小学校へ統合)
【兵庫区】
兵庫小学校、大開小学校(1988年閉校、(新)兵庫大開小学校へ統合)
川池小学校、中道小学校(1994年閉校、(新)会下山小学校へ統合)
夢野小学校、菊水小学校、東山小学校、鵯越小学校
(2009年閉校、(新)夢野の丘小学校へ統合)
【長田区】 
神楽小学校、志里池小学校(1998年閉校、(新)長田南小学校へ統合)
二葉小学校、長楽小学校(2006年閉校、(新)駒ケ林小学校へ統合)
【須磨区】
大黒小学校、千歳小学校(2002年閉校、(新)だいち小学校へ統合)

三宮~元町を含む中央区と、新開地等のかつて大きな賑わいをみせた繁華街のある兵庫区。この神戸市中心部の2区で複数回の小学校統廃合が行われています。

一方、統廃合の無かった区は東灘区、灘区、北区、西区。「阪神間」として人気が根強い東灘区/灘区と、ニュータウンの北区/西区は、小学生以下のこどもを持つファミリー世代に人気が高く、比較的小学生の減少が少なかったのだと考えられます。

それでは学級数はどうでしょうか?学級数が6以下、すなわち各学年に1学級以下しかない学校は神戸市内に全区合わせて24校。神戸市内の神戸市立小学校が166校ですので、7校に1校は各学年に1学級以下しか無い計算になります。30代後半以上くらいの方には、大阪市同様「え!そんなに小学生って少ないの?」という感じではないでしょうか。

学級数が少ない小学校が目立つのは北区。全24校中11校が各学年1学級以下、複数の学年で1学級を編成している複式学級がある小学校が3校あり、その多くは山間部にあります。これだけ児童数が少ないのに一校も統廃合が無いのは、地理的な問題で統廃合が難しく、学校規模が小さくなってもそのまま小学校を存続せざるを得ない事情があるのでしょう。

では児童数の多い小学校はどこにあるのでしょうか?次のページでは神戸市内のマンモス校をみてみましょう。