洗練された乗り心地
走り出すとまずは乗り心地の良さとパワーステアリングの軽さに驚かされる。試乗車の「S-line」は20mm車高ダウンとなる専用サスペンションだが、全長4.5m以下のコンパクトSUVとしては望外といえる快適性で、市街地走行だとピッチングも大きめに感じられるものの、高速道路での巡航時は滑りように滑らかな走りを披露する。
また、20万円のオプションとなるアウディドライブセレクトを操作することで、コンフォート/オート/ダイナミック/効率の中からエンジン出力、パワステ、電子制御の連続可変ダンパーなどのセッティングをチョイスできるので、少し飛ばしたい時にはダイナミックを選べば手応えのあるハンドリングが得られるし、燃費重視で走りたい時は「EFFICIENCY(画面表示では効率)」を選べば容易にエコドライブが可能なうえ、市街地走行はもちろん日本の高速道路なら十分流れに乗ることができる。
次ページは居住性について