「発表会」は身内だけで執り行うのはもったいない!
せっかくの晴れ舞台なのに、身内は裏方にならざるを得ないことも
なので残念なことに、「発表会」の多くは立派なホールを借りて行われるにもかかわらず、身内だけでひっそりと執り行われています。「発表会社交めんどうくさい、入会を迫られている」と思われないかという心配のもと、招待状を知人に送れずにいるお母様方も多い。でもそれってとっても勿体ないことだと思うんです。
小学校の同級生のお友達が頑張っている姿を応援しに行くという形も勿論ですが、もっと小さなお友達に、バレエなりピアノなりのステージを見せてあげる、良い機会です。
自分とそう年齢の違わない子どもたちが頑張っている姿を見て、「ああ、すごいな。綺麗だな」という感動や「自分もやってみたい」という憧れの気持ちをもつ。そういったモチベーションを高めるきっかけに、「発表会」という舞台は十二分になり得ます。舞台鑑賞のマナーの練習にもなります。
もし、すでに具体的に入会を迷っているようなお教室があるなら、ぜひとも発表会を見てから決めるようにしたいところです。子ども達が、どう、その先生から学んでいるかが一目瞭然ですから。親御さんなら相性の良しあしもピンと来るのではないでしょうか。ちなみに我が子も発表会を見て魅了されたクチ。いえ、母親も魅了されてしまったのですが(笑)。
保育園でも、幼稚園でも、小学校でも。ちょっとした機会に「〇ちゃんが△を習っている」という話を聞いたら「発表会があったら教えて」と頼んでおくと良いでしょう。直接お教室に電話してお伺いしてもいいですね。そんなに「営業」されることを怖がることもないと思います。
「発表会」。一般客はたいてい歓迎されます(笑)ので、招待券があればいただき、普通に、お行儀よく鑑賞しましょう。面識のない子にまでお花を持参する必要はありませんが、ちっちゃなブーケでもお花を貰うと子ども達はとても喜びます。そこは、無理のない範囲で。そして、どうか拍手だけは、惜しみなく!