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子育て夫婦の結婚生活の危機とは?【前編】

上の子どもの中学・高校受験期に、「夫婦仲が最悪」と感じる夫婦が多いとか。子どもが頑張っているときこそ夫婦の協力が必要なはずなのに、受験は、夫婦関係の鬼門なの?壁に突き当たった夫婦の心を解き明かします。

河崎 環

執筆者:河崎 環

子育てガイド



≪INDEX≫
1: 子どもの受験期、夫婦仲は最悪?・・・P1
2: 子育て夫婦には2度の危機がある・・・P2
3: 夫は「結婚してよかった」、妻は「いつか離婚を……」・・・P2

子どもの受験期、夫婦仲は最悪?

お互い愛し合って結婚、待望の子どもが生まれ、とにかく時間がなくて体力的にもキツイ育児に奮闘。「パパ」「ママ」としての自覚や自信も身について、スクスク育った子どもは乳幼児期を乗り越え小学校に入学。パパはほっと一安心、ママもやっと自分の時間がもてるようになって、母、妻、個人としての自分を充実させようとする頃、「夫婦仲が最悪」という問題が持ち上がる夫婦が多いのだという。

ちょうど、子どもが小学校高学年から中学に入学するあたりで問題が噴出し、子どもが思春期に入る頃には夫婦の会話も最低限しか交わされないようになってしまう。その様子を見て子どもも親への反発を強め、家族関係がこじれる。場合によっては、夫婦の不仲が原因となって、不登校・引きこもりや摂食障害など、子どもに問題が出現することもある。

どうしてこんなことになってしまったのだろう。ひょっとして中学受験がいけなかったの?などと、受験そのものを犯人にするのはちょっと待って欲しい。むしろ、夫婦関係のバイオリズムが急激に下がる時期にたまたま子どもの中学受験、または高校受験という家族内のストレスが重なって、事態が混乱するということのほうが多いようなのだ。

>>子育て夫婦には2度の危機がある >>
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