都心から距離にして5キロ、
時間にして10ほどの都心近接地
りんかい線ホームから東雲エリアを見たところ。首都高湾岸線が近くを走っているので、車での外出などにも便利
東雲(江東区)は東京、銀座などの都心から約5キロの距離にあり、東京メトロ有楽町線豊洲駅を利用すれば銀座一丁目、有楽町などへ直通で5分、7分ときわめて便利な場所にあります(ただし、東雲のどこに住んでいるかにもよりますが、豊洲駅までは歩いて10分以上、20分近くかかることもあります)。
りんかい線経由で埼京線を利用すれば、恵比寿、渋谷、池袋から埼玉方面までダイレクト
また、湾岸道路を挟んだところにはりんかい線東雲駅があり、りんかい線は埼京線と乗り入れているため、渋谷、新宿などへも乗換え無しで20~30分。バス便利用という手もあり、道路が空いていれば東京駅までは20分ちょっとというところ。門前仲町や錦糸町、新橋などへのバス便もあります。
居住者同士の視線が気にならないように、ずらして配置されたタワー。その内側に賃貸棟が配されている
東雲という街自体は2000年に都市計画が決定された住宅エリアで、UR都市機構が中心になって開発した総面積16.2Haにも及ぶプロジェクトです。街は東雲キャナルコートCODAN(賃貸)を中心に周囲にタワーマンション(分譲)を配した形となっており、空地を広く、バリアフリー化を徹底、住戸からの視線が気にならないように建物を配するなど、住む人すべてに配慮のある作りが特徴となっています。
メインストリートを中心に
個性的な建物や商業施設などが並ぶ
S字アベニュー。夜間になると照明が入り、その情景もきれいだ
中でもこの街を象徴するのがキャナルコートCODANのメインストリートS字アヴェニュー。緩やかな曲線を描く通りの周囲には個性の様々な住宅が並び、ところどころにはウッドデッキや階段、緑、ベンチなども。全体を見渡せないため、歩くに連れて見える風景が変わるのが楽しく、ついつい、もう少し歩こうかという気分にさせてくれます。通り沿いには八百屋や家具ショップ、ドラッグストアに子どものための各種教室、クリニックなどが並び、実用的な通りでもあります。
店内に入って広さにびっくり。米、ワイン、日本酒……、それぞれ専門店並みの品ぞろえ
りんかい線東雲駅方向から歩いていくと、このS字アベニューを抜けたところにあるのが、24時間営業の大規模商業施設、イオン東雲ショッピングセンター。食品、日用雑貨はもちろん、クリーニング店、ペットショップなどもあり、2階にはクリニックモールも併設されています。キャナルコート内にはこれ以外にもクリニックがあり、クリニック同士で休診日を融通しあって、どこも受診できないことがないようになっているのだとか。子どもや高齢者のいる家庭にはうれしい気遣いです。
豊洲まではほとんど平坦な道。有楽町線、ゆりかもめが利用でき、バスターミナル、商業施設と揃っている
また、お隣の豊洲までは歩いて20分ちょっとですから、買い物や外食などにららぽーと豊洲その他の商業施設を利用する手もあります。
子育てファミリーの姿も多く、
近くには桜の名所や公園も
フロアによって高齢者、子ども、双方が利用できるスペースと分けられており、親子で参加できるイベントも多数行われている
ショッピングセンターを道を挟んだ反対側には保育園と幼稚園の機能を兼ね備えた認定こども園と高齢者支援施設が一体となった江東区の施設、グランチャ東雲が2012年4月にオープン。プールやパソコンルームなどの設備に加え、各種イベントなども開催される予定で、親子ともに利用できそうです。
ファミリーが多いため、保育園、学習塾、各種おけいこ教室などが目につく。教育熱心な家族が集まっているともいえる
敷地内はS字アベニュー以外も広々と作られており、緑も豊富。私が最初に訪れた時に比べると、木々は成長し、街中を出歩く人も増えています。特に目についたのは子どもを連れたお母さんの姿。施設の中にも学習塾や習いごとの教室など、子ども向けの施設が少なくありません。また、エリア内に現在建設中のマンション内にも認可保育園が作られる予定だそうで、子育てファミリーには条件が揃っています。
敷地内を囲むように作られている江東区東雲水辺公園への道。桜の木が植えられている
また、辰巳運河沿いにある区立東雲水辺公園や対岸の都立辰巳の森緑道公園など周辺には公園も多く、桜の名所も。ただし、夜間は人通りが少ない場所もあるので、注意が必要です。
続いて気になる
東雲の住宅価格を見て行きましょう。