前編に引き続き、LED照明に関するいろいろな質問にガイドが回答しました
LEDシーリングライトは 「適用畳数」で選ぶ
中村さんQuestion(以下、Q).LED照明選びの注意点はありますか?
ガイド:外山(以下、ガイド)
Answer(以下、A).一番の注意ポイントは明るさでしょう。LED 照明に交換した人のうち、「不満」と答えた人のほとんどが「暗い」と感じているようです。みなさんになじみのある明るさの指標として「ワット(W)」があると思いますが、LEDは「ルーメン(lm)」という指標を採用しています。
現在、店頭に並んでいるLEDシーリングライトの場合、この「ルーメン(lm)」に加え、「適用畳数~6畳」などと併記されているはずです。この「適用畳数」を参考にお部屋の広さに合った製品を選んでもらえれば、必要な明るさが得られるでしょう。LED電球の場合、「(白熱)電球60形相当 810ルーメン(lm)以上」など明るさの目安が記載されているので、そちらを参考にしてみてください。
以前は、この「ルーメン(lm)」と「ワット(W)相当」の表記に統一基準がなかったため、暗いと感じられる方がいたのだと思います。これは「光の直進性」というLEDの特性に関係があるのですが、照明器具によっては器具の真下だけ照らし、周囲に光が広がらないようになっているものがあります。価格や器具のデザインだけで決めるのではなく、ショールームや販売店で実際に光の広がり方を確認し、部屋の用途に合った照明器具を選んでほしいですね。
さらに、人は年齢を重ねるとよりたくさんの明るさを必要とするのです。「今はこれで十分」と思っても、数年後にはもっと明るくしたいと感じる可能性があります。ご家族にご高齢の方がいる場合はもちろんですが、部屋の広さに対し明るさは余裕をもって照明器具を選ぶようにすると、失敗が少ないと思いますよ。
リモコン操作などで簡単に調光できる
豊留さんQ.調光機能はどんなシーリングライトにも標準で搭載されているのでしょうか? また、私のような機械オンチでも操作ができますか?
ガイド
A.全部が全部そうなっているとはいえませんが、最近、市場に出回っているシーリングライトには調光機能が付いたタイプがとても多くなっています。調光機能は、たいていリモコンなどで操作できるので難しいことはなく、誰にでもできますよ。ご安心を。食事をするとき、くつろぐとき、本や新聞を読むとき、テレビや映画を楽しむときなど、それぞれの生活シーンよって使い分けてください。
光の加減を変えられる調光機能