子どもの約4割が体温異常の傾向?

体温異常,こども

子どもたちの中には、体温異常の傾向が見られることも・・・。

これまでも体温が上がりにくい「低体温」の問題は、様々なメディアでも取りあげられてきました。そもそも保育や教育の現場では90年代から「日中元気がない、集中力がない」という子どもが目立ってきたのと同時に、「体温の低い子」「起床直後から高体温」など、体温調節機能が低下していると思われる子どもの存在が話題にのぼっていました。

「キリンアルカリイオンの水」のリリース(2012年5月)によりますと、2012年4月、埼玉県さいたま市において4~10歳の子どもと母親400組に対し、「子どもの体温異常に関する調査」を実施した結果、「約4割の子どもが体温異常」を抱えていることが明らかになりました。

18%が低体温群、19%が高体温群

同社の調査の詳細を見ますと、次のような内容でした。
アンケート実施時に子どもの体温を計ったところ、36℃未満の子どもが18%、37℃以上の子どもが19%いました。
調査を行った時間帯は昼過ぎから夕方までで、この時間帯の適性体温は36~37℃。実に4割近くの子どもが何らかの体温異常を抱えていることがわかりました。
さらに、これら体温異常に陥っている子どもを年齢別に見ると、低体温は6歳以上の小学生に、高体温は5歳以下の幼児に多い傾向がありました。
人の体温調節は、自律神経の働きで行われます。朝になって目が覚めると体温も上がり、夜になり活動を終えると体温も下がります。その体温の上下の幅は、通常36~37℃内に収まっています。

朝ご飯を抜くなど必要な熱量が得られていないと体温は上がりくくなり、また体温が上がらないと活発に動けないため、ますます上がりにくくなります。

高体温の場合、運動不足かつ汗腺があまり活発に機能していないと熱が体内から放熱されず、体温が上がったままになってしまいます。昔と比べて現代の子は、エアコンが普及したことや、外遊びをする機会が減っていることも、汗腺が機能しにくくなることにつながっているのでしょう。

またどちらの体温異常も、睡眠不足などの生活リズムが乱れることから、自律神経がうまく機能していないためではないかと考えられています。それを裏付けるように、アンケートで、子どもたちの生活習慣について質問したところ、21時以前に就寝している子どもはわずか24.5%。半数以上は21時台に、18.5%は22時以降に就寝しており、起床時刻によっては睡眠不足の状態に陥っている子どもが多いと考えられます。