より細かい電力管理ができるようになった新ピークシフト機能
ピークシフト機能を使うと、機械的に時間を指定してAC駆動からバッテリ駆動に設定することができる。これに加え、電力会社各社が提供している最新の使用電力量などに応じ、電力需要が多いときには自動的にピークシフトへ移行する機能がついている。この機能を利用すれば、電力需要の状況を自分でチェックしなくてもわかるので、パソコンだけではなく他の電化製品を節電する際の参考にすることもできる。
進化したピークシフト機能
また、液晶を開けただけでスリープから復帰したり、起動(コールドブート)するパネルオープンパワーオン機能にも対応。従来は液晶パネルを開けて電源ボタンを押す必要があったが、その操作を省くことができるようになった。
これらの新機能の設定はソフトウェアを利用して行うが、これらの操作を行うまでがまだわかりにくい。この機能を知っていて設定しようと思えばソフトを探すだろうが、多数プリインストールされているソフトの中からこの設定ソフトを探し出すのは大変だろう。機能を知らない人がたまたま見つけて設定するとも考えにくい。
キーボード上部に備わったソフトボタンを押すことで、ソフト&サポートの画面が表示されるので、ここで様々な機能を探したりするような人なら出来るかもしれないが、まだまだこのあたりの 全体的なインターフェースの改善は必要だろう。
LaVie Sのキーボード
最新のCPUで基本的な機能を不足なく搭載し、全体的なハードウェアの完成度も悪くない。さらにソフトウェア面など使い勝手を強化するいくつかの新機能も搭載し、新筐体となったLaVie Sは、その性能のよさだけではなく、「そろそろ新しいパソコンが欲しいな」と思っているなら購入タイミングとしても悪くない1台だろう。
【関連サイト】
NEC LaVie