ネット定期、個人向け国債、社債から探す
社債発行の情報は新聞にも掲載されます。
インターネットバンキングのサービスは、現在、ほとんどの銀行で行っていますが、ネット定期と言っても、その金利は銀行ごとに違います。狙い目は、ボーナスシーズンのキャンペーン金利。例えば、2012年夏の今シーズン、ソニー銀行(インターネット専業銀行)では6月4日から「夏のボーナスシーズン特別企画」を実施予定。期間6カ月、1年の円定期預金に特別金利が提供されます。適用金利は6月4日に発表。また例年、ソニー銀行に続けてキャンペーンを発表するのが住信SBIネット銀行です。
地方銀行のインターネット支店でも、金利の高い定期預金を提供しています。常連は、愛媛銀行四国八十八カ所支店、香川銀行セルフうどん支店、トマト銀行ももたろう支店、関西アーバン銀行いちょう並木支店など。信用金庫の中にも金利の高いネット定期を提供するところがありますから、銀行や信用金庫のサイトをチェックしてみてください。ネット定期で金利が高い商品の金利水準は、0.3~0.5%(税引き前)。申込単位は、1万円以上、10万円以上、100万円以上など銀行によります。期間は6カ月から5年までのものがほとんどです。
当分使わないお金なら、個人向け国債や社債を利用
「変動10年」の個人向け国債は、金利が半年ごとに変動するところが定期預金とは違いますが、ネット定期とほぼ同等か高めの金利が期待できます。これから購入できるのは、2012年6月7日~6月29日が募集期間、発行日が2012年7月17日の第39回債。金利は6月に発表されます。ちなみに前回(第38回債)の金利は0.64%(税引き前)。1万円から申込みでき、銀行や証券会社で取り扱っています。もう一段高い金利が期待できるのが社債です。今シーズンなら、三菱UFJ信託銀行の第11回無担保社債(劣後特約付)。劣後特約というのは、社債を発行する会社が万一破産したとき、払い込んだお金を返してもらえる順番が後回しになるという意味ですが、格付けはAA-なので、その確率は非常に低いでしょう。利率は年1.36% (税引き前)。申し込みは100万円以上100万円単位。取り扱いは野村証券、大和証券など。個人向け社債は、あまり多くは発行されていませんが、今後、発行が増えることが予想されます。
ネット定期、個人向け国債、社債ともに、金利の適用期間や申込み期間に定めがあるので、じっくり情報収集しつつ、迅速に行動し、いい金利を確保しましょう。