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ソニーのnasne(ナスネ)で変わるテレビ視聴・録画(4ページ目)

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)から7月に発売予定となっている「nasne(ナスネ)」。PS3やVAIO、ソニータブレット、Xperiaからテレビを視聴したり、録画したりでき、これからのネットワークAVの新しい形を示してくれる製品になっています。

一条 真人

執筆者:一条 真人

デジタルガイド

ソニータブレット、Xperiaで、テレビがどこでも楽しめる

ソニータブレットとXperiaでもアプリを使って、Wi-Fi経由でテレビ番組をライブ視聴したり、録画を見ることができます。ソニータブレットではすでにリリースされているアプリ「RECOPLA(レコプラ)」で対応します。また、「Gガイド テレビ王国 CHAN-TORU」を使って、外出先からnasneに録画予約をすることもできます。Xperiaは専用アプリを使用予定です(Xperia SX SO-05DとXperia GX SO-04Dが対応。それ以外のXperiaについては未定)。

タブレットをテレビとして使いたいユーザーにとっては、nasneはローコストでうってつけのデバイスでしょう。
ソニータブレット

RECOPLAではアクセスしたいtorneを選択して操作する


Xperia

Xperiaで録画予約を確認しているところ


ソニータブレットやXperia以外のスマートフォン、タブレットでの視聴については、Android 4.0を搭載し、著作権保護規格「DTCP-IP」に対応したアプリでを使えば、視聴できる可能性はあります(ただしSCEの保証対象外)。


Vitaへの対応は年内予定

Vitaには年内に専用アプリケーション「torne for PS Vita」が提供される予定。「torne for PS Vita」を使うことで、Wi-Fi経由でテレビ番組をライブ視聴したり、録画したりできます。

また、nasneに録画したタイトルをVitaに転送することもできます。ソニー製レコーダーでおなじみの機能ですが、録画時にnasneはVitaに転送しやすいビットレートを下げた映像データを生成できるので、短時間で転送することができます。
Vita

Vitaは年内に対応予定



次世代のネットワークAVのひとつの姿

基本的にはソニー製品に限定されますが、さまざまな機器でネットワーク経由で録画を視聴できたり、テレビをライブ視聴できたり、予約録画ができるのはすばらしく、利便性も高く感じます。1万6980円という価格も、機能を考えればリーズナブルです。

録画ハードウェアと操作ハードウェア、表示ハードウェアの分離で、nasneはAV環境をコンポーネント化し、有機的なものにしました。高速ネットワーク接続によって実現された製品なわけですが、今後のAVの環境はよりネットワーク的に、有機的に進化していくのではないか?と感じさせる製品です。


【関連サイト】
ソニー・コンピュータエンタテインメント nasne

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