「カネ」で備える

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災害と備えのマッチングがポイント

交通事故にあって入院したらどうしよう、ガンになったら手術や治療の費用はどうしよう、マンションが火事になったらどうしよう。あなたの周りにはリスクがいっぱいです。それらの自然災害や人為的な災害に、すべて貯金で備えようとするのは無理があります。いつ起こるかわからない火災のために、何千万円もの貯金をするには現実的ではありません。かといって、日常の切り傷、擦り傷のために保険に入るのかというと、それもなんだかもったいないような気がします。

重要なことは、起こるかもしれない災害と備えをマッチングさせることです。

【マッチングの例】
・盗難→戸締り、防犯対策
・自動車事故→日頃の心がけ、安全運転、自動車保険
・風邪→規則正しい生活
・ガン→医療保険、ガン保険
・火災→火の用心、火災保険
・地震、地震による火災→地震保険

保険は、万が一の備えに有効なため、上手に活用することが大切です。ただし、医療保険も損害保険も、保険料というランニングコストがかかるため、発生頻度が高く被害額が低いものには不向きです。風邪や擦り傷・切り傷の類です。一方、発生頻度は低いけれど、一度起こるとダメージの大きい、火災、地震、などの備えには有効です。自分に起こり得る災害をイメージし、発生頻度や損害額を試算して、何で備えるかを検討していきます。

「住宅ローンを組んでも貯金ができる」返済プランを

マンション購入の資金プランの際、こだわって欲しいのが「備えられる返済プラン」です。家計収支がぎりぎりになるような返済プランではなく、住宅ローンを支払いながら貯金ができる返済プランにこだわってください。余裕がない返済プランにしてしまうと、住宅ローンの金利があがったり(変動金利の場合)、支出が増えたり、収入が減ったりした場合に、家計収支で対応できず、貯金を取り崩して対応しなければなりません。

貯金があればいいですが、マンション購入の際に、貯蓄をはたいて頭金に投入していたら、どうでしょう。毎月の家計収支の赤字を貯金で吸収することができず、ローン破たんの道を進むこととなってしまいます。これは、絶対に避けねばなりません。家計の変動リスクに備えるには、余裕ある返済プランと自分のための貯金です。毎月の収支から、将来の自分のために積み立てていきましょう。

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