マンションVS一戸建て、あなたはどっち?(立地編1)」、「マンションVS一戸建て、あなたはどっち?(立地編2)」に引き続き、都心からの距離別に、マンションと一戸建ての違いをみていきましょう。

10~20キロ圏
利便性と住環境ともに欲張りたい
ファミリー向けマンション、一戸建てが共存
 

マンションと一戸建て

一戸建てとマンションが共存している地域

更に都心に近づく10~20キロ圏は、一戸建てとマンションが共存する地域へと変わります。東京都の三鷹市、練馬・世田谷・杉並・大田区、千葉県の浦安市、市川市、松戸市、神奈川県の川崎市、埼玉県の戸田市、草加市などが該当します。この地域のマンションは徒歩5分圏内の駅近エリアだけではなく、徒歩6~10分圏内の徒歩圏エリアまで密集しています。一戸建てが多数登場するのは、徒歩11~15分圏内のぎりぎり徒歩圏に入ったあたりからとなります。

ここまで都心に近くなると、地価が相当高くなってきます。したがって、都心への通勤のしやすさを重視する共働きで将来子供を持つ予定の夫婦やファミリーの多くは駅徒歩5~10分以内のマンションを選ぶことになります。総武線・京成線方面でマンションを探すと75平米で4,000万円台が一つの目安となります。通勤の利便性と閑静な住環境の両方を欲張りたいという子ども1~2人ファミリーにはこの地域の一戸建ては魅力的でしょう。

ただし、土地面積120平米、建物面積100平米のこじんまりした新築一戸建てを建てようとすると総武線・京成線方面で、6,000万円程度はかかってしまいます。建て売り住宅では4,000~5,000万円台となります。

近年、住宅地は徐々に20キロ圏内に縮小する傾向をしめしています。人口減少、世帯数の減少が顕著になる20年後、30年後には、住宅地の縮小はもっとはっきりしてきます。都心からの距離でいえば、現在は決して遠くない10~20キロ圏ですが、将来は都心通勤の限界住宅地となる可能性が高いかもしれません。そうなると、一戸建て中心の市場となり、マンションの流通性は0~10キロ圏に比べて幾分厳しくなることも予想されます。

0~10キロ圏に向くタイプは?次のページで。