エントリークラスとは思えない高性能と質感
SONY α57
現在、ソニーのデジタル一眼は、最上級モデルの「α77」を筆頭に、有機ELビューファインダーを搭載したミドルクラスの「α65」、そして今回紹介する「α57」の3機種が主力モデルとなっている。
背面
いずれも独自の透過ミラーを装備した「トランスルーセントミラー・テクノロジー」を採用。これはレンズから入射した光が、透過式のトランスルーセントミラーを通してCMOSセンサーに入光。そしてミラーから反射したもうひとつの光の帯はAFセンサーに届くという、従来の光学式ファインダーを使ったデジタル一眼レフとはまったく異なる構造を採用しているのです。
トランスルーセントミラー・テクノロジーの概念図。静止画でも動画でも、動きの速い被写体をしっかり捉えられる
これによって、撮影中もミラーのアップダウンがないので高速連写が可能なほか、高速・高精度の位相差検出方式AFセンサーが随時働いているので、動きの速い被写体もしっかり追い続けることができるのです。
ズームレンズキットに付属する「DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM」と、ダブルズームキットに付属する「DT 55-200mm F4-5.6 SAM」
いわば、従来の一眼レフとミラーレス一眼の良いとこ取りともいえる「α57」。その特長を最大限に活用した数々の機能を、ひとつひとつチェックしてみました! その実力は
「ソニー α57 実写画像」を参考にしてほしい。
Aマウントの交換レンズは豊富なラインアップが魅力
次のページでは各部の操作性やスペックについて説明しましょう。